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ラグビー

「途轍もなく難しい決断だった」ラグビー日本代表を苦しめたスコットランドの英雄レイドローが代表引退を表明!

THE DIGEST編集部

2019.12.22

2度のW杯で日本代表の前に立ちはだかった名SHレイドロー。34歳での代表引退を決断した。(C)Getty Images

2度のW杯で日本代表の前に立ちはだかった名SHレイドロー。34歳での代表引退を決断した。(C)Getty Images

 スコットランド・ラグビー界がひとつの節目を迎えた。代表チームで長きに渡って主将を務めてきた名スクラムハーフ、グレイグ・レイドローが紺色のジャージに別れを告げたのだ。

 現在34歳のレイドローは代表通算76キャップ(歴代9位タイ)を刻み、714ポイント(歴代2位)を挙げた同国の英雄だ。日本で行なわれた先のワールドカップでは、2015年大会と同様に日本代表の前に立ちはだかり、卓越したゲームメイクとキックセンスで存在を誇示した。日本でもファンが多い、お馴染みのプレーヤーだ。

 176センチの名手は次のように声明を発表している。

「心情的なことを言えば、今回の決断は途轍もなく難しいものだった。キャプテンとして代表チームを勝利に導くのは少年時代からの夢だったから。でももうあの入場ゲートに立つことはない。いっさいの迷いなく、すべての神経を集中させ、ラグビー・ファミリーやチームメイトたちと踏みしめた、あのマレーフィールド(代表チームの本拠地)のピッチにね」

 
 さらに「身体と心はまだ行けると言うんだけど、頭のほうが“もうチームは再構築の時期だ”と言うんだ」と綴り、「これからはスタンドから精一杯の応援をさせてもらうよ」とのメッセージで締め括った。もちろんフランス1部、クレルモン・オーヴェルニュでのプレーは続行する。

 ワールドカップ後にスコットランド代表チームを去ったのはこれで3人目。レイドローの前にジョン・バークレー(フランカー)、トミー・シーモア(ウイング)のふたりが引退を表明していた。

構成●THE DIGEST編集部

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