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WSLは公式サイトにて、「ギルモアは2007年からCTに参戦し、通算33回の優勝を果たしている。22年には記録的な8度目の世界タイトルを獲得し、昨シーズンは7度のトップ5入賞を果たした」とこれまでの功績を振り返り、続けて「ギルモアは復帰を明確にしており、リフレッシュと再集中の時間を取った後、2025年に注目すべき選手のひとりとなるだろう」と25年のCTツアー復帰を予定していることも明らかにした。
ギルモア本人は「肉体的にも精神的にもリフレッシュし、うねりを追いかけたり、新しい場所でフリーサーフィンを楽しんだりするつもりです」と語り、「シーズン中は実現できなかったプロジェクトやトリップもある。私はまだ情熱を持って競技に打ち込んでいるし、まだ追いかけている目標や夢がある。それらを本格化させるために今年はワクワクしている。2025年に戻ってくるのを楽しみにしています」と、サーフィンに対する前向きな姿勢とコンペティションへの情熱は消えていないことを話した。
またWSLスポーツ・チーフを務めるジェシ・マイリーダイヤーもギルモアの休養について同サイトで言及している。「今シーズン、ギルモアがCTにいないのは寂しいですが、私たちは彼女が自分のためにこの時間を取るという決断を心から応援しています」とギルモアを後押しするとともに、「ギルモアがサーフィンとスポーツに与えた影響は大きく、世界中の数え切れない人々にインスピレーションを与えてきました」として、これまでの活躍を称えた。
ギルモアが25年にCT復帰することについては、「私たちは、2025年に彼女が戻ってくることを待ち望んでおり、そこで彼女はシーズン・ワイルドカードで迎える準備ができています」と、CTシーズンに出場できる”シーズン・ワイルドカード”を獲得できることを明らかにした。
投稿をチェックしたファンからは「彼女のサーフィンが恋しくなる…」とギルモアの復帰を待ち望む声も上がったが、「サーファーたちの意見に耳を傾けて」「最初にファンが去り、今は選手たちが去っている」「ギルモアは最高の波に乗ることを考えて」「選手やファンにとって "夢のツアー"が、本当は "悪夢のツアー"であることに気づいていない」「カリッサ・ムーアに続き、彼女もか…」「忘れてはならないのは、サーファーがツアーを作るということだ」「サーファーなくしてCTなし」と、サーフィン関係者やファンからWSLの運営に疑問の声も多数寄せられた。
今年1月19日には5度の世界チャンピオンに輝き、東京五輪女子サーフィンで金メダルも獲得しているハワイのカリッサ・ムーアが、CT開幕直前にWSLからコンテストシーンの引退を発表したばかりだ。そういったこともサーフィンファンのWSLへの不信感を増幅させているのかもしれない。今後の動向にも注視したい。
構成●THE DIGEST編集部
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