先に行なわれた卓球・全日本選手権大会の女子シングルス６回戦で、伊藤美誠（スターツ）は木村香純（トップおとめピンポンズ名古屋）に３－４でまさかの敗戦。パリ五輪シングルス代表の出場権を逃した。
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　パリ五輪シングルス代表の２枠には、選考レースでトップを独走してきた早田ひな（日本生命）と２番手の平野美宇（木下グループ）が入り、出場権を確実にした。それでも、伊藤は団体要員の３枠目に入れる可能性は十分にある。

　試合後の会見で、伊藤は「私はずっとシングルスで優勝したいっていうのを目標にしていて。団体戦に選出されても出るかどうかはっきり決まっていない」と胸中を吐露。この衝撃発言に対して、ネット上では心ないコメントが数多く寄せられていた。

　そうした批判に反論したのは中国メディア『捜狐』だ。「伊藤の発言が日本卓球協会に圧力をかけ、決定を変更させているのでは？」という一部の意見に対して、「伊藤は日本女子卓球チームのエースだ。東京五輪では日本代表として出場し、混合ダブルスで水谷隼とペアを組み金メダルを獲得している。彼女の強さと地位は、揺るぎないものだ」と伝えている。
  　また「伊藤が頑固なだけでは？」というファンの指摘に対し、同メディアは「伊藤はこれまで多くの経験を積み重ね、並外れた成績を残してきた。今、彼女はジレンマに直面している。それでも彼女は称賛に値する」と擁護した。

　最後に同メディアは「いずれにせよ、伊藤の決断は彼女の将来に大きな影響を与えるだろう」と記述。「伊藤が今後の大会で自らのチャンスを見つけ、目標を達成し、再び日本卓球に栄光をもたらすことを願っている」とエールを贈った。

構成●THE DIGEST編集部

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