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【サーフィン】パリ五輪日本代表内定のコナー・オレアリー、世界最高峰CTでベスト8進出! カノアは17位で敗退

THE DIGEST編集部

2024.02.08

世界最高峰ツアーの第1戦でベスト8に進出したコナー。実母は85年JPSAショートボード女子グランドチャンピオンの柄沢明美だ。(C)Getty Images

世界最高峰ツアーの第1戦でベスト8に進出したコナー。実母は85年JPSAショートボード女子グランドチャンピオンの柄沢明美だ。(C)Getty Images

 現地時間2月7日、ハワイ・オアフ島のノースショアでWSL(ワールドサーフィンリーグ)CT(2024チャンピオンシップ・ツアー)の第1戦「レクサス・パイププロ」のラウンド・オブ32とラウンド・オブ16を決める戦いが行われた。

 日本からは、パリ五輪出場が決まっている五十嵐カノアとコナー・オレアリーの2名が出場。活躍が期待されていたカノアはベスト32で惜しくも敗退となったが、コナーがベスト8進出を決めた。

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 カノアは、ラウンド・オブ32で、ハワイ・マウイ島出身のイアン・ジェンティルと対決。序盤、ジェンティルが6.17ポイントのライディングを披露し、一歩リード。カノアは中盤、何度もテイクオフを試みるも、思うように波に乗れない時間が続いた。

 試合が動き出したのは、試合終了間近。カノアは、バックドアに割れてきたバレルにすかさずテイクオフしメイク、5.17ポイントをマークした。しかし、ジェンティルも残り2分のところでバレルを掴み、チューブライディングを披露。このライディングで4.50ポイントをマークして、トータルスコア10.67ポイントとなり、この試合はジェンティルに軍配が上がった。カノアは敗退となりCT第1戦は17位でフィニッシュとなった。
 
 同じく日本のコナーは、ラウンドオブ32のヒート4でハワイのジャクソン・バンチと対決。バンチは2.67ポイントのライディングを出しリード。その後、波のコンディションが悪く苦しい時間が続き、気付けば残り時間は2分。刻一刻と終了時刻が迫るなか、コナーはバックドアにテイクオフ。このライディングで4.83ポイントをマークし、トータルスコア8.00ポイントでラウンドアップを決めた。

 ラウンドアップしたコナーは、ラウンド・オブ16でアメリカのジェイク・マーシャルと対戦。ラウンド・オブ32からさらに波のコンディションが悪くなり、残り10分が過ぎても両者1本も波に乗れない時間が続く。最初に波を捉えたジェイク。1本目のライドで0.93ポイント、2本目に4.50ポイントをマークしてリード。またしても追い込まれたコナーだったが、終盤残り5分となったところでバレルを掴みテイクオフ、5.33ポイントをマークし、必死に追い上げる。実況するMCからも必死のライディングに「ガンバレ!」の一言。その後、少ない時間で3本の波にトライ、4本目に2.60ポイントをマークし、フィニッシュ。両者のトータルスコアは、ジェイクが6.43ポイント、コナーは7.93ポイントで日本のコナーがネクストラウンドへの進出を決めた。

 今試合でラウンドアップを決めたコナーは、準々決勝のヒート1で、オーストラリアのイーサン・ユーイングと対戦する予定。WSL公式サイト内の勝敗を予想するファン投票では、コナーが"勝利する"と予想した人は14%とかなり低い数字となっているが、日本勢唯一の準々決勝進出を決めたコナーの活躍に注目したい。

 大会は2月10日までとなっており、波のコンディションを評価した上で、競技開始が決定される予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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