12月23日に横浜アリーナで、ボクシングのWBAミドル級チャンピオンの村田諒太(帝拳)は、同級8位のスティーブン・バトラー(カナダ)をTKO(5回2分45秒)で退け、7月に奪還した王座の初防衛に成功した。
初防衛戦でも、落ち着いた試合運びを見せた。試合は1回こそバトラーの右パンチの応戦を受けて互角のスタートとなったが、3回以降は攻勢を強めた村田が主導権をガッチリと掴む。そして、自慢の右ストレートを効果的にヒットさせるようになった5回、右ストレートから最後は渾身の左フックで、難敵をマットに沈めた。
堂々たる防衛戦後、フラッシュインタビューに応じた村田は余裕の笑みを浮かべながら、「控室ですごく調子が良くて、『これなら倒せる』という気持ちがどうしても生まれてしまって、序盤は空回ってて、やべって思った」と振り返った。そしてこう続ける。
「思いのままリングに上がろうと思った。でも、変に虚勢を張らなかった。だいたいこうやって勝った後って気が大きくなっているんで、あまり言うことじゃないんですけど、でもやっぱ皆さん、(井上)尚弥の試合を見ても思ったと思うんですけど、"リアル"と戦ってほしいと思う。なんで、会長、リアルな試合をお願いいたします」
現IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)や現WBA世界ミドル級スーパー王者のサウル・アルバレス(メキシコ)といった名手たちとのメガファイト実現を切望したのだ。最後に、来る2020年への抱負を口にした。
「(ロンドン・)オリンピックで金メダルを取った後に東京オリンピックが決まって、『8年後なんて無理やぞ』って思ってたら8年やってましたんで、東京での盛り上がりにしっかりと花を添えられるようにしっかり頑張りたいです」
終始、余裕を覗かせながらインタビューに応じた村田。そのたたずまいには、王者の風格が漂っていた。
構成●THE DIGEST編集部
初防衛戦でも、落ち着いた試合運びを見せた。試合は1回こそバトラーの右パンチの応戦を受けて互角のスタートとなったが、3回以降は攻勢を強めた村田が主導権をガッチリと掴む。そして、自慢の右ストレートを効果的にヒットさせるようになった5回、右ストレートから最後は渾身の左フックで、難敵をマットに沈めた。
堂々たる防衛戦後、フラッシュインタビューに応じた村田は余裕の笑みを浮かべながら、「控室ですごく調子が良くて、『これなら倒せる』という気持ちがどうしても生まれてしまって、序盤は空回ってて、やべって思った」と振り返った。そしてこう続ける。
「思いのままリングに上がろうと思った。でも、変に虚勢を張らなかった。だいたいこうやって勝った後って気が大きくなっているんで、あまり言うことじゃないんですけど、でもやっぱ皆さん、(井上)尚弥の試合を見ても思ったと思うんですけど、"リアル"と戦ってほしいと思う。なんで、会長、リアルな試合をお願いいたします」
現IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)や現WBA世界ミドル級スーパー王者のサウル・アルバレス(メキシコ)といった名手たちとのメガファイト実現を切望したのだ。最後に、来る2020年への抱負を口にした。
「(ロンドン・)オリンピックで金メダルを取った後に東京オリンピックが決まって、『8年後なんて無理やぞ』って思ってたら8年やってましたんで、東京での盛り上がりにしっかりと花を添えられるようにしっかり頑張りたいです」
終始、余裕を覗かせながらインタビューに応じた村田。そのたたずまいには、王者の風格が漂っていた。
構成●THE DIGEST編集部