格闘技・プロレス

IWGP初防衛、内藤哲也が新日本退団のオカダ・カズチカへの想いを吐露「オカダの活躍がなければ、俺が挫折することはなかった」

どら増田

2024.02.26

オカダ・カズチカと内藤哲也がリング上で互いへエールを贈り合った。写真:新日本プロレスリング

 新日本プロレスはビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』2.24北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる大会を開催した。終盤の5試合では今シリーズ抗争を繰り広げて来たロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)と、Just 5 Guys(J5G)によるシングル5番勝負が組まれた。

【PHOTO】オカダ・カズチカ、大接戦の末に因縁のブライアン・ダニエルソンを沈める!
 BUSHIがTAKAみちのくに、DOUKIが高橋ヒロムに勝ち、ジュニア対決は1勝1敗に。鷹木信悟とタイチは場内を揺るがすような熱闘の末、タイチが物凄いバックドロップホールドで3カウント。続く敗者髪切りマッチとして行われた辻陽太と上村優也による同期対決も一進一退の攻防を繰り広げたが、最後は一瞬の隙を突いて辻がジーンブラスターを決めてフォール勝ち。試合後、辻が上村の長い髪をまとめてバッサリ切ると、バリカンを入れるも上村がそのバリカンを奪い自らの髪を剃ってリングを後に。バリカンはかなり短めに設定されていたことから、丸坊主が予想される。辻は放送席にいたオカダ・カズチカに「こんな終わり方でいいのか?」と声をかけてからバックステージへ。

 メインイベントでは1.4東京ドーム大会と同じくIWGP世界ヘビー級選手権試合、ドームでSANADAを破った内藤哲也が、SANADAのリターンマッチを受けた。二人は前哨戦が多かったこともあり、ドームで当たった時よりも読み合った展開となり、お互いに必殺技を決められまいと、最後の一発をかなり警戒していた。しかしそんなSANADAの裏をかくかのように、内藤はロープを使ってのスイング式DDTを放つと思わせて、そのままガッチリと首固めで固めてカウント3。内藤がSANADAのリマッチを退けている。

 試合後、マイクを握った内藤は「今日の札幌大会でこのリングを離れる男がいるわけで。2007年8月、その男が初めて新日本のリングで試合をした相手が俺。その俺に何も言わずにこのリングを去ろうとはオカダ!さみしいぜ」と放送席のオカダに目をやるも、いつものように「デ・ハポン!」の大合唱で締める。しかし、締めた後に内藤はオカダをリングに迎え入れると、拳を突き上げて、オカダがこれに応じようとしたところを襲撃。オカダもドロップキックやレインメーカーを狙うが見事にスカされ、笑みを浮かべながら引き上げたが、最後はリング上の内藤に向けて拳を突き上げていた。
 
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「もう新日本プロレス大丈夫だと思いますし、次やっていきたいと思います」