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「なぜ孫穎莎は張本美和をストレート撃破できたのか」――天才中学生がみせていた“試合中の行為”に中国メディア着目!【卓球・シンガポールスマッシュ】

THE DIGEST編集部

2024.03.15

またしても孫に敗れた張本。世界1位の壁は高かった。(C)WTT

またしても孫に敗れた張本。世界1位の壁は高かった。(C)WTT

 卓球・シンガポールスマッシュの女子シングルス3回戦が3月14日、シンガポールで行なわれ、世界ランキング17位の張本美和(木下グループ)は同1位の孫穎莎(中国)にゲームカウント0-3で敗れ、16強で散った。
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 2月の世界選手権団体戦決勝のリベンジはならなかった。第1ゲームで孫のペースに飲み込まれた張本は2-11で奪われる苦しい立ち上がり。第2ゲームで張本が粘りを見せてデュースまで持ち込むも10-12で落とすと、あとがなくなった第3ゲームも孫の強烈なサーブに対応できず8-11で奪われ、ストレート負けを喫した。

 試合後、中国メディア『捜狐』は「なぜ孫穎莎は張本美和をストレート撃破できたのか」と題した記事を掲載。「それは張本の試合中の行動を見ればすぐにわかる」としたうえで、天才中学生の振る舞いについて触れた。

 まず、同メディアは「中国卓球男子シングルス代表の主力選手が早期敗退に見舞われたことを受けて、女子への注目度がさらに高まった」としたうえで、卓球王国の中国でも張本と孫の試合は関心が集まっていたと記述。その理由として「2月に韓国で行なわれた世界卓球団体戦で、張本が素晴らしい成績を残したからだ」と伝えた。
 
 そんな張本だが、昨年の12月に開催されたWTT女子ファイナルズでは、孫を相手にゲームカウント2-3と接戦に持ち込んでいる。日本中の期待を背負ってこの日も絶対女王に挑んだが、残念ながら完敗に終わった。

 今大会の敗戦要因として、同メディアは「張本美和は少し有利になるとすぐに大声を出していた。逆にその行為が孫穎莎の集中力を高めてしまった」と持論を展開。一方で、孫はガッツポーズを見せることはあっても、ポーカーフェイスを貫いていた。

 とはいえ、張本はまだ15歳。確実に成長しているというのは、誰が見ても一目瞭然だ。打倒中国に向けて、今後のさらなる活躍に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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