圧巻の滑りで初のビッグタイトルを掴んだ。
現地3月23日(日本時間24日)、世界フィギュアスケート選手権の男子フリーがカナダ・モントリオールで行なわれ、ショートプログラム(SP)3位のイリア・マリニン(米国)は、4回転ジャンプ5種類を6本成功させる異次元の演技で初優勝。鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は銀メダル、宇野昌磨(トヨタ自動車)は4位で表彰台を逃した。
【PHOTO】彗星の如く現れた“4回転の神”!アメリカ人フィギュアスケーター、イリア・マリニンを特集!
冒頭で大技4回転アクセルを成功させると、ルッツ、ループ、サルコウと次々に4回転ジャンプを着氷したマリニン。以降もコンビネーションを含む4回転を回り切り、終盤にはガッツポーズも飛び出した。会心のノーミス演技を披露し、会場からはスタンディングオベーションが送られた。
なお、フリー227.79点は北京五輪金メダリストである母国の先輩、ネイサン・チェンが持つ記録を「2.87点」上回る歴代最高。合計333.76点は今シーズンの最高得点だ。
この驚異的なパフォーマンスは、世界に衝撃を与えた。なかでも五輪公式サイト『Olympics.com』のニック・マッカーベル記者は、「マリニンが4回転アクセルを決め、初の世界タイトル獲得」との見出しで速報記事を配信。「19歳の米国人が4回転ジャンプ6本成功と記録的なフリーを滑り、人々を驚かせた」と綴り、新時代の世界王者誕生の瞬間を振り返っている。
さらに、“4回転の神”という異名通りの滑りを披露したマリニンについては、「土曜日(23日)の夜、モントリオールで別世界のような存在だった」と続け、「世界記録となる演技で自身初のタイトルを獲得した後、彼は感極まって氷上に崩れ落ちた」と記述。代名詞の4回転アクセルに関しては、「今でも彼が、このジャンプを成功させている唯一の男だ」と強調した。
最終的には2位の鍵山に24.11点差の大差をつける圧倒的なパフォーマンスで、初めて世界の頂点に立ったマリニン。名実ともにフィギュア界を牽引するニューヒーローの活躍に、今後も要注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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【関連記事】坂本花織は「優勝候補本命」宇野昌磨は「マリニンらの挑戦を受ける」――五輪公式が世界フィギュアスケート選手権を展望
現地3月23日(日本時間24日)、世界フィギュアスケート選手権の男子フリーがカナダ・モントリオールで行なわれ、ショートプログラム(SP)3位のイリア・マリニン(米国)は、4回転ジャンプ5種類を6本成功させる異次元の演技で初優勝。鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は銀メダル、宇野昌磨(トヨタ自動車)は4位で表彰台を逃した。
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冒頭で大技4回転アクセルを成功させると、ルッツ、ループ、サルコウと次々に4回転ジャンプを着氷したマリニン。以降もコンビネーションを含む4回転を回り切り、終盤にはガッツポーズも飛び出した。会心のノーミス演技を披露し、会場からはスタンディングオベーションが送られた。
なお、フリー227.79点は北京五輪金メダリストである母国の先輩、ネイサン・チェンが持つ記録を「2.87点」上回る歴代最高。合計333.76点は今シーズンの最高得点だ。
この驚異的なパフォーマンスは、世界に衝撃を与えた。なかでも五輪公式サイト『Olympics.com』のニック・マッカーベル記者は、「マリニンが4回転アクセルを決め、初の世界タイトル獲得」との見出しで速報記事を配信。「19歳の米国人が4回転ジャンプ6本成功と記録的なフリーを滑り、人々を驚かせた」と綴り、新時代の世界王者誕生の瞬間を振り返っている。
さらに、“4回転の神”という異名通りの滑りを披露したマリニンについては、「土曜日(23日)の夜、モントリオールで別世界のような存在だった」と続け、「世界記録となる演技で自身初のタイトルを獲得した後、彼は感極まって氷上に崩れ落ちた」と記述。代名詞の4回転アクセルに関しては、「今でも彼が、このジャンプを成功させている唯一の男だ」と強調した。
最終的には2位の鍵山に24.11点差の大差をつける圧倒的なパフォーマンスで、初めて世界の頂点に立ったマリニン。名実ともにフィギュア界を牽引するニューヒーローの活躍に、今後も要注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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