モータースポーツ

角田裕毅を英専門メディアが「ドライバー市場において過小評価されている5人」に選定!「他チームが獲得して成功を収める可能性はある」

THE DIGEST編集部

2024.03.29

オーストラリアGPで7位フィニュッシュしたRBの角田。(C)Getty Images

 F1第3戦のオーストラリア・グランプリで7位入賞を飾ったビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅に対しては、各方面から惜しみない賛辞が寄せられている。

 F1公式サイト『F1.com』は、メルボルンでのレースを終えてのパワーランキングを発表し、角田にフェラーリのカルロス・サインツ(10点満点)、マクラーレンのランド・ノリス(8.8点)に次ぐ「8.2」の採点を与え、「同僚ダニエル・リカルドのホームグランプリで、角田はRBの先頭に立って予選では8番手、決勝ではそれよりひとつ順位を上げ、イタリア籍チームに貴重な今季初ポイントをもたらした」と、寸評を綴った。

 レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は、モータースポーツ専門メディア『SPEEDWEEK』で、「ユウキは現時点で非常に高いレベルのドライビングを見せており、依然として非の打ちどころがない。フランツ・トストと私は常に彼を信じており、彼のスピードは、常に我々にとって疑いの余地のないものだった」と角田を称賛し、さらに以下のように続けている。
 
「彼の問題は、感情のコントロールを欠き、それが爆発してミスを犯すという傾向があることだった。しかし今季は、それが全てなくなった。ユウキは非常に若くして欧州にやって来たが、それは日本人にとっては非常に大変なことだったはずだ。しかし今や、物事は順調に進んでおり、彼はドライバー市場でも認められつつある。メルボルンでの彼の7位は、RBにとって重要なものである。セカンドグループがポイント圏内でフィニッシュするのは、信じられないほど難しいことだ」

 このように、御大は角田が「ドライバー市場」においても価値を高めていることを強調したが、今季はルイス・ハミルトンが長年在籍したメルセデスを今季限りで退団し、フェラーリに新天地を求めることを発表したのを皮切りに、レッドブルではチーム内の問題から王者マックス・フェルスタッペンの離脱の可能性も浮上しており、一気に各チームのドライバー人事に注目が集まっている。そんな中で、角田にもレッドブル昇格やアストンマーティン行きなど、様々な噂が飛び交っている状況だ。

 英国のF1専門メディア『PLANETF1.COM』は、「2025年のドライバー市場において最も過小評価されている5人」という記事において、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ニコ・ヒュルケンベルク(ハース)、そしてサインツとともに、角田を取り上げている。
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角田はRBで5シーズン目を迎えることを望むのか、それとも…