モータースポーツ

「物事をよりコントロールできている」イモラで粘りの10位入賞を飾った角田裕毅が自身の成長について言及! 元F1ドライバーは「この週末ずっと絶好調」と感嘆

THE DIGEST編集部

2024.05.20

ホームレースで10位フィニュッシュを飾り、ポイントを獲得した角田。(C)Getty Images

 F1第7戦エミリア・ロマーニャ・グランプリは5月19日に決勝が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は10位入賞を飾り、今季の通算獲得ポイントを15(ランキング10位)に伸ばしている。

 初日から好パフォーマンスを発揮し、予選でも今季最高となる7番手につけていた角田は、スタートで順位を2つ落としたものの、最初のタイヤ交換で先行するニコ・ヒュルケンベルク(ハース)をアンダーカットし、その後は安定したドライビングで10番手を維持。ホームレースでチームにポイントをもたらした。

 自身のSNSでは「ホームレースでポイントを獲得できるのは、いつも嬉しいものです」と喜びを表わした24歳は、チームの公式サイト等で発表されたプレスリリースで、このレースを振り返るとともに、早くも今週末に開催される次戦モナコGPについても言及している。
 
「最終的に、ホームの観客やファクトリーのスタッフの前でポイントを取れたことが嬉しいです。スタートが上手くいかず、幾つか順位を落としてニコの先行を許しました。彼はストレートで速く、後ろにいたくなかったので、彼よりも早く、そして計画よりも早くピットインしました。これがレースの重要な瞬間であり、我々は戦略を上手くマネジメントして、ニコに正しく対応できたと思います」

「その結果、第2スティントでは長く走ることになり、最後の15周でハードタイヤを維持するのは大変でしたが、チームが上手くマネジメントしてくれたおかげで、ポジティブな結果を得られました。ただ、スタートは改善が必要な大きな課題です。我々はさらなる進歩を遂げるために一生懸命取り組んでおり、パッケージから最大限を引き出すことに集中します。次はモナコで、とても楽しみです。ここまで懸命にやり、良いパフォーマンスを発揮できているので、ここでも最大限にそれが出せると確信しています」
NEXT
PAGE
チームの代表は「スタートがもう少し良ければ、より良いシナリオが生まれたかも」と本音