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バレーボール

「まるでアニメの世界」絶好調の男子バレー日本代表、今大会初黒星も″お家芸”の精度に対戦国メディアも仰天!【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.05.27

イタリアの高さを崩せず敗戦した日本。スパイクを打つのは大塚。(C)Getty Images

イタリアの高さを崩せず敗戦した日本。スパイクを打つのは大塚。(C)Getty Images

 国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する『ネーションズリーグ(VNL)』の男子予選ラウンド1週目がブラジル・リオデジャネイロで開催されており、現地25日、日本代表がイタリア代表と対戦。セットカウント1-3(25-23、16-25、17-25、17-25)で今大会初黒星を喫した。

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 日本は、イタリアでのシーズンを終えて調整が必要な主将・石川祐希と高橋藍を招集せずに、アルゼンチンやセルビア、キューバを次々と倒して3連勝。前回大会で銅メダル争いの末に下したイタリアとの再戦に、セッター深津旭弘、アウトサイドヒッター(OH)大塚達宣と甲斐優斗、オポジット(OP)宮浦健人、ミドルブロッカー(MB)山内晶大とエバデダン・ラリー、リベロの小川智大を先発に起用した。

 今大会でパリ五輪への切符獲得を狙い3戦をストレート勝利で終えたイタリアは、初戦から変わらず世界最高峰と呼ばれる国内リーグの強者を揃えた布陣。司令塔のシモーネ・ジャンネッリとMBロベルト・ルッソは、今季4冠を達成し来季は石川が加入する強豪ペルージャの主力。MBジャンルーカ・ガラッシは高橋とともにモンツァの原動力としてリーグ準優勝を始め、出場4大会全てで決勝進出を果たした。アウトサイドヒッター(OH)アレッサンドロ・ミキエレットとダニエレ・ラヴィアは、石川を擁するミラノに3位決定戦で敗れたものの、チャンピオンズリーグを制した欧州王者。オポジット(OP)ユーリ・ロマノも、1シーズン前のコッパイタリアで優勝したピアチェンツァの中心選手だ。

 第1セットは、世界ランクで1つ上の3位日本を相手にベストメンバーで臨んだ相手に、終始劣勢を強いられる。しかし、深津の好守連発で3点ビハインドを挽回。接戦へ持ち込み、最終局面でリリーフサーバーを任されたOP西田有志が引き出した連続ブレークで逆転して、セット先取に成功した。

 ベンチへ飛び込んでボールをつないだ大塚の奮闘に応えた宮浦の一打で第2セットをスタート。しかし、1セット目に4本を決められた相手のブロックに続けて攻撃を阻まれた後、レセプションでも苦戦して後退し、試合を振り出しへ戻された。第3セットは僅差で追う前半に相手のサーブミス頻発のチャンスを生かせず、後半にギアを上げたイタリアに突き放されて献上。日本は、勝負に王手をかけた相手の勢いに押されたまま大きくリードを許して第4セットも譲り渡し、今大会初黒星に甘んじた。

 敗れたものの、宮浦が全体2位の20得点(アタック17、エース3)を記録して、最多22得点のロマノに迫る活躍を見せた。一方で、チーム全体の被ブロックはキューバ戦(20本)に続き、この試合でも18本(イタリア3本)に上った。
 

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