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<2019ベストヒット!>「活動休止も引退するつもりもない」ザギトワが引退説を完全否定!テレビ出演時は「不安で考えを伝えられなかった」

THE DIGEST編集部

2019.12.31

SNSで胸中を明かしたザギトワ。ファンや関係者への感謝と現役続行の意欲を綴った。(C)Getty Images

 2019年の名珍場面を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返るこの企画。今回はフィギュア界の話題から。グランプリファイナルで痛恨の6位に終わったアリーナ・ザギトワは、大会後に母国ロシアの国営放送で現役引退をほのめかす発言をしていた。しかし後日、自身のSNSで当時の心境を明かし、引退説を完全に否定した。
記事初掲載:2019年12月15日

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 フィギュアスケートの平昌五輪女王が、現役引退説を完全否定した。

 13日に母国ロシアの国営放送「第1チャンネル」で、今後の去就について語っていたアリーナ・ザギトワ(ロシア)は15日、自身のインスタグラムを更新。「先日のテレビ出演後、『一体どういうことか』『なぜ引退したのか』という多くの質問を頂いています。テレビ出演の際、私は不安で、自分の考えをはっきりと伝えることができませんでした」と出演当時を振り返り、現在の心境を綴った。

「私にとって、フィギュアスケートは私の人生そのものであり、プロフェッショナルなスポーツ選手になるために、4歳から常に努力を続けてきました。オリンピックの金メダルを含む、私のすべてのタイトルは偶然ではありません。コーチ陣に対し、私たちが一緒に成し遂げたことへ、一生感謝し続けたいと思っています」

 フィギュアスケートへの愛とプライドを覗かせたザギトワは、続けて「そして、私は活動休止も『引退』するつもりもありません。休止すること、引退することは、一切考えていません」と引退説を一蹴。今後については、「フィギュアスケートにおいて、可能な限りすべてのタイトルを獲得したアスリートとして、私は常に表彰台の一番上に立ちたいですし、そのために、さらにハードなトレーニングをする必要があります。私は、今もなお、ロシア代表の一員であり、ロシア代表として国際大会に出場できます。引き続き、コーチの皆様、パートナーの皆様、ファンの皆様からの素晴らしいサポートとともに、私のフィギュアスケート人生を続けていきます」と現役続行を明言した。
 
 「第1チャンネル」への出演時は、25日開幕のロシア選手権に出場しない旨の発言をしており、ロシア国内では引退説もささやかれていた。しかし、今回のSNSでのメッセージは、それを真っ向から否定するものだろう。

 ザギトワは先日のグランプリファイナルで屈辱の6位に終わり、1~3位を独占したロシア"3新星"(コストルナヤ、シェルバコワ、トルソワ)との世代交代が叫ばれている。下からの強烈な突き上げを受ける本人も、危機感を覚えているのは確かだろう。ただ、「私は常に表彰台の一番上に立ちたい」との言葉からは、モチベーションを取り戻した様子がうかがえる。心身ともにリフレッシュした後には、また美しい演技を見せてくれるに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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