フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）ファイナルで失意の最下位に終わったアリーナ・ザギトワ（ロシア）が、大会から一夜開けて自身のインスタグラムを更新。両手一杯に花束を抱えた写真をアップし、「本当にありがとう」とファンに感謝を伝えた。

「グランプリファイナルが終了しました。世界最高峰のスケーター達と共に戦えたこと光栄に思います」と切り出した長文メッセージには、ザギトワの想いが溢れていた。

「ファンの皆様、本当にありがとう。「ALINA」と書かれた応援プレートしっかりと見えました！皆さんの想い、しっかりと届きました。私にとって皆さんは金メダルよりかけがえのない存在です 最高です 今後も皆さんと一緒に前進できたらと思います」
  　そう綴ったザギトワは、さらにスポンサーやコーチたちにも感謝の意を示し、最後は「そして私の素敵な家族に感謝します」と締めた。

　ＧＰファイナルでは、ショートプログラムで２位スタート。しかし、フリーでのジャンプが軒並み回転不足に終わり、まさかの最下位で大会を終えた。この結果にロシア国内では、成長による体形変化がミスの原因だという声が上がり、同大会で表彰台を独占した”３新星（コストルナヤ、シェルバコワ、トルソワ）”との世代交代が叫ばれている。

　ザギトワの次戦は、現地25日に開幕するロシア選手権。世界選手権の代表選考会となるこの大会で、再び”３新星”と相まみえる。昨年は２～４位に入った３新星が年齢制限のため、５位のザギトワが世界切符を獲得した。しかし、今回は同じ土俵での戦いだ。美しい演技で観客を魅了する平昌五輪女王は、意地を見せられるのか。そのパフォーマンスに注目が集まる。

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構成●THE DIGEST編集部