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バレーボール

「悪夢は繰り返された…」凋落が止まらない韓国男子バレーは“アジア予選敗退”で悲願のネーションズリーグ復帰ならず!母国メディアは「厳しい現実」と辛口評価

THE DIGEST編集部

2024.06.10

ブラジル人監督を迎えた韓国男子代表。変革はまだ始まったばかりだ。(C)Getty Images

ブラジル人監督を迎えた韓国男子代表。変革はまだ始まったばかりだ。(C)Getty Images

 パリ五輪を1か月半後に控えて、バレーボールのネーションズリーグ(VNL)が活況を呈している。日本男子代表は第2週である福岡ラウンドを終えて、通算6勝2敗で4位。世界ランキングでも堂々3位に浮上するなど好調を維持している印象だ。
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 そんななか、来年のVNL出場を懸けたバトルも佳境を迎えている。そのアジア予選にあたる「AVCチャレンジカップ」に参戦していたのが韓国男子代表(世界ランキング27位)だ。

 グループステージで難敵カタールを3対2で下し、決勝トーナメント1回戦(準々決勝)では開催国バーレーンを同じくフルセットの末に撃破。このまま波に乗るかと思えたが、準決勝でまたしても天敵に足をすくわれてしまう。昨年行なわれたアジア大会のラウンド12でストレート負けを喫したパキスタンに、ふたたび1対3で敗れ去ったのだ。

 韓国専門メディア『THE SPIKE』は「アジア大会で韓国は7位に終わり、同大会でメダルを逃すのが61年ぶりという屈辱を味わった。その同じ相手にまた苦杯を舐め、悪夢が繰り返されたのだ。当時パキスタンの監督だったブラジル人、イサナイ・ラミレスは現在の韓国代表監督(今年3月に就任)だが、指揮官が代わっても結果は変わらなかった」と嘆く。
 
 さらに同メディアは「VNLの2018年大会で16チーム中16位という結果で降格。あれ以来ずっと悲願としてきたVNL復帰だったが、今年も叶わなかった。韓国男子バレーはいまだ厳しい現実に晒されている」と評価。一方で「ラミレス監督は就任してまもない。この大会でも進化の兆しはしっかり確認できたし、世代交代が着実に進んでいるのは間違いない」と今後に期待を寄せた。

 韓国が3位で終えた「AVCチャレンジカップ」はカタールが優勝。そのカタールは7月4~7日に中国で開催される「FIVBチャレンジャーズカップ」に出場する。エジプト(世界ランキング19位)や中国(同31位)、メキシコ(同34位)など8か国で争われる“世界予選”を制した1チームだけがVNL昇格を成し遂げ、2025年大会に参戦できるレギュレーションだ。

構成●THE DIGEST編集部

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