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「今まで見た中で最高のオーバーテイク!」「ゲームのような動きだ」角田裕毅の“師匠”が魅せた驚異の2台抜きにファン大興奮!

THE DIGEST編集部

2024.06.10

圧巻のオーバーテイクを披露したアルボン(左)。(C)Getty Images

 F1カナダグランプリが日本時間6月10日、モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで開催され、移り変わるコンディションからかドライバーのミスやリタイヤも続出する混乱の中、ウィリアムズのアレックス・アルボンが驚愕のオーバーテイクを見せ、ファンを魅了した。

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 5台がリタイヤする荒れたレースは予選2番手の王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポディウム中央、3番手からスタートしたランド・ノリス(マクラーレン)が2位、ポールスタートのジョージ・ラッセル(メルセデス)が3位、4位にルイス・ハミルトン(同)、5位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と続くなど、絶対王者とマクラーレン、メルセデスが着実にポイントを重ねる結果となった。

 一方、前戦モナコグランプリでW表彰台を獲得したフェラーリがエンジントラブルやスピンで2台ともリタイヤと大失速。このほど契約延長を発表したレッドブルのセルジオ・ペレスもスピンでマシンを破損させ、リタイヤするなど大混乱のレースとなった。

 そんな中、輝きを見せたのがアルボン。30周目、11位を走行していたアルボンはカジノストレートでダニエル・リカルド(RB)の背後につくとスリップストリームを使い一気に前へ。リカルドをかわした先には9位走行中のエステバン・オコンがいたが、すぐにマシンを切り返し、オコンとリカルドの間にマシンをねじ込むとそのまま13コーナーでマシンをオコンの前に出し、最終コーナーでオーバーテイク。一瞬のうちに2台をまとめて料理する驚きのパフォーマンスを披露した。

 この"神業"にSNS上では、「今まで見た中で最高のオーバーテイク!」「ゲームのような動きだ」「どういう車両感覚してんだよ、すげーよ」「路面も乾ききってない状態でそのライン攻める!?」「今季最高のオーバーテイク出た」と大興奮だった。

 なお、アルボンはこのオーバーテイクでポイント圏内に躍り出たものの、53周目にスピンしたカルロス・サインツ(フェラーリ)と接触しリタイヤ、ポイント獲得とはならなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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