不慮の怪我に同情が寄せられた。
現地6月9日、英国・ロンドンで開催されたサッカーのチャリティーマッチ「サッカーエイド」に、陸上男子の100、200メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)氏が特別参加した。人類最速を叩き出したスピードに加え、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロのゴールをアシストするなど、足元の技術も披露していたが、試合途中に突然倒れ込み右足を負傷。試合後、アキレス腱を断裂する重傷が明らかになった。
2008年北京大会から3大会連続でオリンピックに出場し、複数の金メダルを獲得。いまだ100メートルの世界記録(9秒58)を保持する人類史上最高の陸上選手が、思わぬ災難に見舞われた。
今季までチェルシーを指揮していたマウリシオ・ポチェティーノ監督が率いるワールドイレブンの主将としてイングランド代表との試合に出場したボルト氏は、元同代表FWジャーメイン・デフォーのドリブル突破を止めようとしたところ、芝に足をひっかけたような形で地面に倒れ込んだ。一度は立ち上がったものの、足をひきずりプレー続行は不可能に。苦悶の表情を浮かべた同氏は、担架で運ばれ医務室へと消えた。
試合後、ボルト氏は自身のX(旧ツイッター)を更新。「アキレス腱は断裂したが、我々は戦士だ」と綴り、ギプスで右足首を固定した痛々しい松葉杖をつく姿を投稿した。
陸上界のレジェンドの思わぬ大怪我に、現地メディアは一斉に反応している。
英紙『Daily Mail』は「スタンフォード・ブリッジで開催されたユニセフ募金チャリティーマッチに出場したウサイン・ボルトが、アキレス腱を断裂したことを明かした。試合が進むにつれて、ボルトは怪我による違和感があるように見えたが、チームのベンチに向かってプレーを続ける決意を表明したようだった」と、何らかの故障を抱えていたのでは?とも指摘。「ボルトは足をおさえながら倒れ、そのあと医療スタッフによって担架で運ばれた。試合後のSNS投稿で、サッカーを愛するスプリンターは重傷を負った」と最悪の結末を嘆いている。
同じく日刊紙『Daily Mirror』も、元五輪王者の負傷を伝えている。記事内では、「世界最速のボルトはキャプテンの腕章を巻いてプレーしたが、試合を完走することはできなかった」と、ランナーにかけて紹介。「ボルトはSNSに怪我の程度を明かしたが、彼は元気そうだった」と、同氏の気概に敬意を表した。
別メディア『The Sun』電子版は「サッカー・エイドが怪我の悪夢に変わる」と、ボルト氏が足を痛めて倒れた瞬間の映像を共有。担架に運ばれてグラウンドを去る際、観客から軽傷を願う労いの拍手が送られる一部始終を捉えていた。
同紙によれば、今回のチャリティーでは1億ポンド(約200億円)以上もの大金を集めたという。世界最速の男にとっては悲しい結末に終わったが、彼のSNSには「(デル・ピエロへの)アシストはプロフェッショナルだった」「ゆっくり休んで!」「またすぐ戻ってきて!」など、世界中から1日も早い回復を祈るコメントが寄せられている。
構成●THE DIGEST編集部
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現地6月9日、英国・ロンドンで開催されたサッカーのチャリティーマッチ「サッカーエイド」に、陸上男子の100、200メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)氏が特別参加した。人類最速を叩き出したスピードに加え、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロのゴールをアシストするなど、足元の技術も披露していたが、試合途中に突然倒れ込み右足を負傷。試合後、アキレス腱を断裂する重傷が明らかになった。
2008年北京大会から3大会連続でオリンピックに出場し、複数の金メダルを獲得。いまだ100メートルの世界記録(9秒58)を保持する人類史上最高の陸上選手が、思わぬ災難に見舞われた。
今季までチェルシーを指揮していたマウリシオ・ポチェティーノ監督が率いるワールドイレブンの主将としてイングランド代表との試合に出場したボルト氏は、元同代表FWジャーメイン・デフォーのドリブル突破を止めようとしたところ、芝に足をひっかけたような形で地面に倒れ込んだ。一度は立ち上がったものの、足をひきずりプレー続行は不可能に。苦悶の表情を浮かべた同氏は、担架で運ばれ医務室へと消えた。
試合後、ボルト氏は自身のX(旧ツイッター)を更新。「アキレス腱は断裂したが、我々は戦士だ」と綴り、ギプスで右足首を固定した痛々しい松葉杖をつく姿を投稿した。
陸上界のレジェンドの思わぬ大怪我に、現地メディアは一斉に反応している。
英紙『Daily Mail』は「スタンフォード・ブリッジで開催されたユニセフ募金チャリティーマッチに出場したウサイン・ボルトが、アキレス腱を断裂したことを明かした。試合が進むにつれて、ボルトは怪我による違和感があるように見えたが、チームのベンチに向かってプレーを続ける決意を表明したようだった」と、何らかの故障を抱えていたのでは?とも指摘。「ボルトは足をおさえながら倒れ、そのあと医療スタッフによって担架で運ばれた。試合後のSNS投稿で、サッカーを愛するスプリンターは重傷を負った」と最悪の結末を嘆いている。
同じく日刊紙『Daily Mirror』も、元五輪王者の負傷を伝えている。記事内では、「世界最速のボルトはキャプテンの腕章を巻いてプレーしたが、試合を完走することはできなかった」と、ランナーにかけて紹介。「ボルトはSNSに怪我の程度を明かしたが、彼は元気そうだった」と、同氏の気概に敬意を表した。
別メディア『The Sun』電子版は「サッカー・エイドが怪我の悪夢に変わる」と、ボルト氏が足を痛めて倒れた瞬間の映像を共有。担架に運ばれてグラウンドを去る際、観客から軽傷を願う労いの拍手が送られる一部始終を捉えていた。
同紙によれば、今回のチャリティーでは1億ポンド(約200億円)以上もの大金を集めたという。世界最速の男にとっては悲しい結末に終わったが、彼のSNSには「(デル・ピエロへの)アシストはプロフェッショナルだった」「ゆっくり休んで!」「またすぐ戻ってきて!」など、世界中から1日も早い回復を祈るコメントが寄せられている。
構成●THE DIGEST編集部
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