6大会連続のオリンピック出場に向け、宿命のライバルを撃破した。
6月12日、女子バレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド第3週・福岡大会が北九州市・西日本総合展示場で行なわれ、世界ランク6位の日本代表は同38位の韓国代表と対戦し、セットカウント3-0(25-16、25-16、25-23)のストレート勝利を収め、初戦を白星スタート。大会通算成績を7勝2敗に伸ばしてポイント+1.01点を獲得し、アジア最上位となる6位をキープした。
まだパリ切符を掴めていない日本は、今大会が五輪出場権を懸けたラストチャンス。世界ランク下位国に敗れると順位を大きく落とす可能性があるだけに、絶対に負けられない日本のスタメンはセッターに岩崎こよみ。アウトサイドヒッターは古賀紗理那、石川真佑、林琴奈を起用し、ミドルブロッカーは山田二千華と荒木彩花を置き、リベロは小島満菜美の7人で必勝を期した。
第1セットは日本が主導権を握り、得点源となる古賀と石川のアタッカー2人を中心に得点を積み上げる。他にも岩崎、林も効果的に得点を挙げ、韓国を圧倒。9点差以上をつけて日本が幸先良く先取する。
第2セットも日本が6連続得点を挙げるなど、大きくリード。韓国も4連続で一時追い上げるが、日本は荒木がブロックポイントで嫌な流れをせき止める。韓国は味方同士の呼吸が合わず、ボールがつながらないミスが重なるなど攻撃に綻びが出ると、石川が見逃さず強打。日本がさらにリードを広げる。眞鍋政義監督は終盤に和田由紀子、井上愛里沙などを次々に投入して攻撃陣を活性化させ、着実に得点を挙げる。最後は、その井上が韓国コートにボールを叩きつけて、日本が連取した。
勝負の第3セットは岩崎のアタック、ブロックなどが光り日本が4連続ポイント。だが、東京五輪4位の韓国も意地を見せて日本に3点差をつけ、この試合初めて20得点に達する。しかし、日本は途中出場の宮部藍梨の2連続得点などで同点。粘る韓国を最後は古賀がレフトから強打で振り切り、終わってみれば日本が盤石の試合運びで勝ち切った。
五輪のバレーボール女子の出場枠「12」のうち、すでに7か国(開催国のフランス、アメリカ、トルコ、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)の出場が確定済み。今大会で残る5つの出場枠に滑り込むには、予選ラウンド終了時の6月17日付の世界ランクでアジア最上位になるか、もしくは五輪出場権獲得チームとアジア枠とアフリカ枠を除く上位3チーム以内に入ることが条件となる。
構成●THE DIGEST編集部
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まだパリ切符を掴めていない日本は、今大会が五輪出場権を懸けたラストチャンス。世界ランク下位国に敗れると順位を大きく落とす可能性があるだけに、絶対に負けられない日本のスタメンはセッターに岩崎こよみ。アウトサイドヒッターは古賀紗理那、石川真佑、林琴奈を起用し、ミドルブロッカーは山田二千華と荒木彩花を置き、リベロは小島満菜美の7人で必勝を期した。
第1セットは日本が主導権を握り、得点源となる古賀と石川のアタッカー2人を中心に得点を積み上げる。他にも岩崎、林も効果的に得点を挙げ、韓国を圧倒。9点差以上をつけて日本が幸先良く先取する。
第2セットも日本が6連続得点を挙げるなど、大きくリード。韓国も4連続で一時追い上げるが、日本は荒木がブロックポイントで嫌な流れをせき止める。韓国は味方同士の呼吸が合わず、ボールがつながらないミスが重なるなど攻撃に綻びが出ると、石川が見逃さず強打。日本がさらにリードを広げる。眞鍋政義監督は終盤に和田由紀子、井上愛里沙などを次々に投入して攻撃陣を活性化させ、着実に得点を挙げる。最後は、その井上が韓国コートにボールを叩きつけて、日本が連取した。
勝負の第3セットは岩崎のアタック、ブロックなどが光り日本が4連続ポイント。だが、東京五輪4位の韓国も意地を見せて日本に3点差をつけ、この試合初めて20得点に達する。しかし、日本は途中出場の宮部藍梨の2連続得点などで同点。粘る韓国を最後は古賀がレフトから強打で振り切り、終わってみれば日本が盤石の試合運びで勝ち切った。
五輪のバレーボール女子の出場枠「12」のうち、すでに7か国(開催国のフランス、アメリカ、トルコ、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)の出場が確定済み。今大会で残る5つの出場枠に滑り込むには、予選ラウンド終了時の6月17日付の世界ランクでアジア最上位になるか、もしくは五輪出場権獲得チームとアジア枠とアフリカ枠を除く上位3チーム以内に入ることが条件となる。
構成●THE DIGEST編集部
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