格闘技・プロレス

内藤哲也がジェイク・リーとの激戦を制す! 夢の祭典開催に北の大地は熱狂もUJPWに残る課題…

どら増田

2024.06.17

内藤がデスティーノを決め、ジェイク・リーとの激戦を制した。写真:UJPW

 新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTプロレス、大日本プロレス、ドラゴンゲート、スターダム、東京女子プロレスらが参加している日本プロレスリング連盟UJPWが主催するプロレスオールスター戦 『ALL TOGETHER in SAPPORO ~能登半島復興支援チャリティ大会~』6.14 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる大会が開催され、ABEMA PPVで生中継した。前回は5.6東京・日本武道館で開催したが、全日本と東京女子が不参加となり、今大会は、前回に引き続き東京女子そしてドラゴンゲートが不参加となったものの、全日本の宮原健斗が自ら参戦を直訴したことから、前回と同じく6団体が参加。日本武道館大会では見られなかった顔合わせも実現している。

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 メインイベントでは、新日本とノアという団体の枠を越えて遺恨が深まっている内藤哲也とジェイク・リーがついに一騎討ち。前哨戦では1勝1敗となっているが、新日本のシリーズを通じて内藤はジェイクの発信力のなさを猛烈に批判。ジェイクは新日本マットで暴れ回っているバレットクラブのWAR DOGSと自身がノアで率いているGLGを合体させて、内藤率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとの軍団闘争に発展させるなど、内藤潰しに動いている。しかし、内藤は日本時間7月1日にアメリカで開催されるAEWとの対抗戦『FORBIDDEN DOOR』(禁断の扉)で、ジョン・モクスリーに奪われたIWGP世界ヘビー級王座への挑戦が決まったことから「ジェイク・リー戦が、モスクリー戦のステップのようなそんな試合になってしまった」と上から目線で挑発。ジェイクは「このチャンスを活かして、自分が成すべきこと、成し遂げたいことを実行するだけ。私が勝てばプロレス界の存在が変わる」と自らのスタンスを崩さないまま当日を迎えた。

 会場が大ナイトーコールに包まれる中、試合開始のゴング。序盤は2人とも似たような相手を焦らすスタイルで、なかなか交わらない。しかし場外戦になるとパワーで勝るジェイクが圧倒。リング内でも高さのあるバックドロップや執拗な逆エビ固めで内藤を苦しめていく。一方の内藤は、デスティーノへの布石として首への集中攻撃を見せるが、ジェイクもエルボーで応戦し内藤は終始劣勢を強いられる展開になる。

 しかしジェイクの隙を突いた内藤はエスペランサ、バレンティア、延髄斬りと畳み掛けると、バックエルボーの連打から一気にデスティーノが決まりカウント3。激戦を制した。試合後はジェイクを認めたのか水が入ったペットボトルを寝ながら同じくダウンしているジェイクに渡すが、ジェイクは内藤にこれを返した。エンディングはロスインゴのメンバーを呼び込みフルメンバーで「デ・ハポン!」の大合唱で大会を締めている。
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観客動員は日本武道館大会に続いて伸び悩む結果に