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「このラップでの17位にはガッカリ」 角田裕毅、スペインGP予選はペース不足で5戦ぶりQ1敗退…専門メディアは「今週末の入賞は難しい」

THE DIGEST編集部

2024.06.23

スペインGP予選で5戦ぶりQ1敗退となった角田。(C)Getty Images

 F1第10戦のスペイン・グランプリは6月22日に予選が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は17番手に終わり、5戦ぶりのQ1敗退を喫している。

 本格的な欧州ラウンドのスタートで、3連戦の初戦となる今週末は、大幅なアップデートを施したこともあり、ここまで好調なRBがさらに速さを増すかどうかという興味を惹いていたが、期待に反して初日は角田もダニエル・リカルドも下位に沈んだことで、ここからいかに改善するかが課題となっていた。

 しかし、フリー走行3回目(FP3)でも角田は22周回でベストタイムは全体18番手となる1分14秒420に止まり、迎えた予選、Q1では15番手ノジョウ・グァンユ(ザウバー)から0.105秒遅れでノックアウト。リカルド(18番手)には0.048秒上回ったものの、カタロニア・サーキットでの2日目も厳しいものに終わっている。
 
 予選後、角田はチームの公式サイト等を通して、「今週末はペース不足に苦労しており、改善を試みるために様々なことを試してきました。予選では、フリー走行よりも良く感じました。少なくとも、自分のラップには満足しており、現時点での車の性能を最大限に引き出せたと感じています」と、悪い状況の中でも最善を尽くしたことを強調し、以下のように続けた。

「最近のレースは順調に進んでいたので、このような状況は残念ですが、苦しい時期をチーム全体で乗り越えることは重要だと思います。これは、苦境から学び、チームとして成長する良い機会です。最も重要なことは前向きな姿勢を保つことであり、我々は間違いなくそれを実践しています」

 また、メディアのインタビューでは、「アップデートは期待通りに機能しているようです。パッケージには特に異常なことは起こっていませんが、それでも今週はこういうことが起こっています。もちろん、色々なことを試しましたが、状況を改善することはできませんでした」と語っている。
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「角田はFP3後のセッティング変更も奏功せず、快適さを感じられずにいる」