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モータースポーツ

角田裕毅、スペインGPは「タフなレース」の末に今季最低の19位フィニッシュ…専門メディアは「期待からはるかにかけ離れた順位」

THE DIGEST編集部

2024.06.25

スペインGPは今季最低の19位フィニッシュとなった角田。(C)Getty Images

スペインGPは今季最低の19位フィニッシュとなった角田。(C)Getty Images

 F1第10戦のスペイン・グランプリは6月23日に決勝が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は今季最低の19位でフィニッシュしている。

 大幅なアップデートの導入で「VCARB01」の性能がどれだけ向上するか注目されたが、初日から角田はチームメイトのダニエル・リカルドとともにペース不足に苦しみ、予選は17番手でQ1敗退。ポイント獲得は難しいとの大方の見方の中で臨んだ決勝では、案の定苦しいレース展開で終始下位での走行を余儀なくされた。

 ピットレーンでのスピード違反で5秒加算ペナルティーを科せられたりもした厳しいレースを終え、角田はチームの公式サイト等を通して、「タフなレースで、苦労しました。車を操るのは明らかに簡単ではなく、普段のように快適さを感じられませんでした。何かが上手くいかなかったので、その原因を理解し、(次戦の)オーストリアでは強さを取り戻すため、今回起こったこと全てを分析します」とのコメントを発している。
 
 RBも「タフな週末」とSNSに投稿して失意を表わし、テクニカルディレクターのジョディ・エッギントンは「ユウキは車のバランスに満足しておらず、ツールやフラップ調整を通じて一生懸命に改善を試みたものの、依然として難しい状況だった」と角田のレースに言及し、「期待に反してバルセロナでこれまでよりパフォーマンスが低下した原因を理解するため、多くの分析を完了させる必要がある」と語った。

 対してチーム代表のローラン・メキーズは、「我々にとって良くない週末だったことは否定できない。競争力がなかったことに対して言い訳はしない」とネガティブに振り返ったが、一方で「ポジティブな面では、両ドライバーが多くのテストを行ない、可能な限り多くのデータを収集できた。今、我々はレッドブル・リンクに向かうまでのわずかな日数で進化を図るという厳しい試練に直面している」とも指摘している。
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