陸上

「キタグチが恐ろしい弧を描いた」女子やり投げ北口榛花の今季最高記録に海外震撼! 最終投での逆転劇に「モナコ・マジックだ」

THE DIGEST編集部

2024.07.13

ダイヤモンドリーグで今季2勝目を挙げた北口。写真:REX/アフロ

 陸上の世界最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグ第9戦が現地7月12日、フランス・モナコで行なわれ、女子やり投げでは昨年の世界陸上で金メダルを獲得した北口榛花が今季シーズンベストとなる65メートル21で優勝した。北口はダイヤモンドリーグで今季2勝目をマークした。

【日本陸上選手権 PHOTO】2年ぶり4度目の優勝を果たしたやり投げ・北口榛花を特集!
 北口は、1投目で64メートル63を投げ、課題とする序盤の投てきでいきなり好記録をマーク。しかし、オーストラリアのリトル・マッケンジーもビッグスローをみせ、64メートル74でトップに立つ。その後、ともに自身のベスト記録を更新できないまま勝負の6投目へ。北口が1投目を超える今季自己最高の65メートル21を記録したのに対し、マッケンジーはファウルで勝負が決した。

 北口は3投目のファウル以外はすべて60メートル超えの投てきで、マッケンジーは1、2投目のみが60メートル超え。その他の選手は60メートルを超える投てきは見られれなかった。

 昨年の世界陸上を彷彿とさせる最終投てきでの逆転劇に、海外メディアも驚きをみせている。陸上専門メディア『DyeStat』公式Xは「ハルカ・キタグチがモナコ・マジック!」と綴り、「女子やり投げ現世界チャンピオンが6投目で65m21の記録を出して優勝!」と興奮気味に伝えた。

 また、過去に多くの名選手を生み出し、やり投げ王国として知られるフィンランドのTVメディア『MTV Urheilu』は、「北口榛花がダイヤモンドリーグを震撼させた!フィンランドも震撼させた」と題した記事で、「トップ選手であるキタグチが恐ろしい弧を描いた。優勝記録の65メートル21は、女子やり投げのシーズン最高記録だ」と伝えた。

 今月下旬に開幕するパリ五輪に向けて、世界も認める金メダル候補が本番へ弾みのつく勝利をみせている。

構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】北口榛花が披露した"艶やかな紫ドレス姿"を一挙公開!

【画像】北口榛花が授賞式で披露した"艶やかなノンスリーブドレス"姿をチェック!

【記事】「なぜ私だけ無事だったのか…」やり投げ北口榛花が突然の"意味深な投稿"に心配の声→7時間後にみずから新事実を明かす「違うと思ったらNOと抗議しなければ」