格闘技・プロレス

WWEからノアに来襲したAJスタイルズ、両団体の関係強化を歓迎!「リスペクトされるような選手になりたいなら日本に行ったほうがいい」

どら増田

2024.07.15

ノアマットに登場したAJスタイルズが丸藤を破った。写真:NOAH

 プロレスリング・ノアは真夏のビッグマッチ『DESTINATION 2024』東京・日本武道館大会を開催した。ダブルメインイベント1では、スペシャルシングルマッチとして丸藤正道とWWEスーパースター、AJスタイルズがドリームマッチを行なった。

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 ノアやDDTプロレス、東京女子プロレスを運営しているサイバーファイトの体制が今年5月に刷新された際、ノアとWWEはABEMAがともに中継していることから、WWEとの関係強化が発表されており、今月25日から日本公演を控えているWWEはAJスタイルズを派遣。今大会はABEMAのPPVにて生中継された。AJは2003年ZERO-ONEに初来日。アメリカTNAなどで活躍後、2014年から新日本プロレスを主戦場にして棚橋弘至、オカダ・カズチカ(現AEW)とともにIWGPヘビー級王座戦線を争っており、バレットクラブの2代目リーダーとして外国人レスラーのトップを張っていた矢先、2016年には中邑真輔らとともにWWEへ電撃移籍。WWEではWWE王座(WWE世界王座)、IC王座、US王座、ロウ・タッグ王座というWWE主要タイトルを総ナメして、グランドスラムを達成するなど、現在もWWE統一王者のコーディ・ローデスと抗争を繰り広げるなど第一線で活躍中のスーパースターだ。

 試合は大AJスタイルズチャントの中、握手でスタート。AJは新日本時代に比べて明らかに上半身が大きくなっている。丸藤とは同学年とあって、お互いに得意としている立体的な技の数々を惜しみなく披露。丸藤は昨年のウィル・オスプレイ戦に続いてハイスピードな闘いを繰り出していく。試合はAJのスタイルズクラッシュを読んだ丸藤が回転エビ固めで切り返すもAJは力でパワーボムを強引に決めて、最後はそのままスタイルズクラッシュを決めてカウント3。ドリームマッチはAJに軍配が上がった。

 試合後、AJは丸藤に歩み寄り握手を交わすと、健闘を称え合っていた。バックステージでAJは「丸藤選手とこうして試合ができたことを嬉しく思っている。本当に才能のある素晴らしい選手だと思っているから、AJスタイルズを証明するために、そういう凄い選手を倒さないといけないんじゃないかと思っていた。丸藤選手も自分が思い描いていたような、本当にいろんな手を尽くして、いろんな技を出してくれた。そして、自分自身の最大限の力を引き出してくれたんじゃないかと思う。最終的には物凄い厳しい試合になったが、AJスタイルズとして、AJスタイルズらしく試合を制して、丸藤選手を倒すことができたのは本当に嬉しく思っている。今日ここ日本武道館で試合ができたこと、本当に嬉しく感じている」と丸藤との試合を振り返った。
 
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「日本にまた2週間後に来る。楽しみにしていてくれ」

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