陸上男子400メートル障害で世界選手権で二度の銅メダルを獲得した為末大氏が7月20日、自身のX(旧ツイッター)を更新。体操女子日本代表の宮田笙子が代表行動規範に違反し、パリ五輪出場を辞退した件を受けて、長文の投稿で私見を述べ、「協会としても出場できる道を探って欲しいです」と訴えた。
【PHOTO】パリ五輪出場が内定した日本体操女子代表5選手を厳選フォトで一挙紹介! 為末氏は、三つの観点から「十代の子供たちが問題を起こした時に、叱りながら、愛を持って支える社会を作っていくべき」と主張。「ルールの運用は機械的でない方がいい」「十代の脳は大人とは違う」「個人的な体験から人は変われる」という側面から持論を展開した。
為末氏は三つ目の個人的な体験として、大学時代にスランプになった時期を回顧。「ストレスから、金髪ピアスにしたり、(当時は珍しかった!)、素行も悪く、陸上界の爪弾きものでした。もう為末は終わったなと、あちこちでよく聞きました。自分で振り返っても、当時はやさぐれていたと思います」と赤裸々に告白。そんな時に当時の日本代表の短距離部長だった高野進氏が、「彼はもう厳しいのか」と質問してきたメディアに対し、「何言ってるの。あいつがあそこで終わるわけないでしょ」と擁護してくれたという。為末氏は「私はその日、部屋で号泣しました。このまま終わっていいのかと。今も立派な大人ではありませんが、そこで私は変わったと思います」と振り返った。
「十代は失敗をし、学ぶ世代」とも指摘する同氏はさらに、「私は十代で馬鹿げたことをたくさんしました。けれども周りの大人が支えてくれ、変われたと思います」と力説。続けて「十代は不安定です。馬鹿げたこともするし、先も見えていない。でも、大人は皆十代の時期を過ごしてきました。子供たちの問題にフォーカスするより、可能性を信じる社会の方が私は良いと思っています」と意見を述べた。
為末氏は前日の19日にも、「問題だったとは思いますが、代表権を奪うほどではないと思います。どうか冷静な判断をお願いします」と今回の喫煙疑惑について見解を述べていた。
構成●THE DIGEST編集部
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為末氏は三つ目の個人的な体験として、大学時代にスランプになった時期を回顧。「ストレスから、金髪ピアスにしたり、(当時は珍しかった!)、素行も悪く、陸上界の爪弾きものでした。もう為末は終わったなと、あちこちでよく聞きました。自分で振り返っても、当時はやさぐれていたと思います」と赤裸々に告白。そんな時に当時の日本代表の短距離部長だった高野進氏が、「彼はもう厳しいのか」と質問してきたメディアに対し、「何言ってるの。あいつがあそこで終わるわけないでしょ」と擁護してくれたという。為末氏は「私はその日、部屋で号泣しました。このまま終わっていいのかと。今も立派な大人ではありませんが、そこで私は変わったと思います」と振り返った。
「十代は失敗をし、学ぶ世代」とも指摘する同氏はさらに、「私は十代で馬鹿げたことをたくさんしました。けれども周りの大人が支えてくれ、変われたと思います」と力説。続けて「十代は不安定です。馬鹿げたこともするし、先も見えていない。でも、大人は皆十代の時期を過ごしてきました。子供たちの問題にフォーカスするより、可能性を信じる社会の方が私は良いと思っています」と意見を述べた。
為末氏は前日の19日にも、「問題だったとは思いますが、代表権を奪うほどではないと思います。どうか冷静な判断をお願いします」と今回の喫煙疑惑について見解を述べていた。
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