F1第13戦のハンガリー・グランプリは7月21日に決勝が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は9位入賞で2戦連続のポイント獲得に成功している。
前日の予選Q3でコースアウトして車に大きなダメージを与えてしまった角田だが、無事に10番グリッドからスタートを迎え、オープニングラップで12番手に落ちたものの、他車が次々にピットインする中でステイしてポジションを上げ、30周目にハードタイヤに履き替えると、残りの周回で見事なタイヤマネジメントを見せ、終盤のアストンマーティン勢による猛追もしのぎ切り、ポイント圏内フィニッシュを飾った。
懸命な作業で「VCARB01」を回復させたチームスタッフの努力に報いる結果を残した角田。チーム公式サイト等を通して発したコメントでもまずその点に触れ、「レースに間に合うよう、昨晩から今朝にかけて車を修理してくれたメカニックとチームに心から感謝します。大きなクラッシュの後で簡単ではなかったし、多くの変更をしなければなりませんでしたが、彼らの懸命な努力のおかげで、ポイントが獲れました。チーム全員の大きな功績です」と感謝の意を表わした。
続けて、「昨日のクラッシュからリカバーできてとてもホッとしていますし、特にタイヤマネジメントには満足しています。ライバルよりも先にフィニッシュできたことで、我々にとっては大きなレースだったと思うし、今後のレースに向けても大きなプラスになるでしょう」と語っている。
また、メディアのインタビューでは「正直、ワンストップをやるとは予想もしていませんでした」と本音を明かした他、次のベルギーGPに向けては「エンジニアもとても良い仕事をしてくれたし、このまま続けていければと思います。車の状態は良いです。ただ、スパ(・フランコルシャン)は全く異なるサーキットなので、何が起こるか分かりません。可能な限りペースを引き出せるように頑張ります」と意気込みを示した。
自身のSNSでも「9位! 昨日のクラッシュの後で車を修理してくれたチームの努力に報いることができて本当に嬉しいです。我々全員にとって、この結果は相応しいものです」と喜びを表わした角田。レースを通して安定感を示したこの日本人ドライバーに対して、RBのマシンパフォーマンス責任者、ギョーム・ドゥゾトゥは「彼の良いタイヤマネジメントと安定したラップタイムにより、ワンストップの可能性が開けた」と賛辞を贈っている。
チームの代表のローラン・メキーズも、「ユウキのレースはセンセーショナルなもので、我々は唯一ワンストップを敢行し、中団勢だけでなく、アストンマーティンも打ち負かすことができた。ユウキのタイヤマネジメントは群を抜いており、最後までタイヤは持ちこたえた。チームもまた、彼のQ3でのクラッシュ後に新しいシャシーで車を再構築するという、本当に素晴らしい仕事を短時間で成し遂げた」と、ドライバー、スタッフの両方を称賛した。
各国専門メディアの報道では、『NEXTGEN-AUTO』が「10番グリッドから9位でフィニッシュした角田だが、彼はハンガリーでこれほど良い結果を出せるとは予想していなかった。予選で大きなクラッシュを起こした後、日本人ドライバーは修理をしてくれたチームに感謝している」と伝えている。
一方、ブラジルのモータースポーツ専門サイト『GRANDE PREMIO』は、「最終的にユウキは、イタリアのチームに素晴らしい結果をもたらした。この24歳のドライバーは、同僚であり、マックス・フェルスタッペンのチームメイトの座を争う直接の競争相手を打ち負かし、9位でチェッカーフラッグを受けた」と、ダニエル・リカルド(12位)とのチーム内バトルに言及した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】「あ~~2台が接触~~~!!」第13戦ハンガリーGP決勝
前日の予選Q3でコースアウトして車に大きなダメージを与えてしまった角田だが、無事に10番グリッドからスタートを迎え、オープニングラップで12番手に落ちたものの、他車が次々にピットインする中でステイしてポジションを上げ、30周目にハードタイヤに履き替えると、残りの周回で見事なタイヤマネジメントを見せ、終盤のアストンマーティン勢による猛追もしのぎ切り、ポイント圏内フィニッシュを飾った。
懸命な作業で「VCARB01」を回復させたチームスタッフの努力に報いる結果を残した角田。チーム公式サイト等を通して発したコメントでもまずその点に触れ、「レースに間に合うよう、昨晩から今朝にかけて車を修理してくれたメカニックとチームに心から感謝します。大きなクラッシュの後で簡単ではなかったし、多くの変更をしなければなりませんでしたが、彼らの懸命な努力のおかげで、ポイントが獲れました。チーム全員の大きな功績です」と感謝の意を表わした。
続けて、「昨日のクラッシュからリカバーできてとてもホッとしていますし、特にタイヤマネジメントには満足しています。ライバルよりも先にフィニッシュできたことで、我々にとっては大きなレースだったと思うし、今後のレースに向けても大きなプラスになるでしょう」と語っている。
また、メディアのインタビューでは「正直、ワンストップをやるとは予想もしていませんでした」と本音を明かした他、次のベルギーGPに向けては「エンジニアもとても良い仕事をしてくれたし、このまま続けていければと思います。車の状態は良いです。ただ、スパ(・フランコルシャン)は全く異なるサーキットなので、何が起こるか分かりません。可能な限りペースを引き出せるように頑張ります」と意気込みを示した。
自身のSNSでも「9位! 昨日のクラッシュの後で車を修理してくれたチームの努力に報いることができて本当に嬉しいです。我々全員にとって、この結果は相応しいものです」と喜びを表わした角田。レースを通して安定感を示したこの日本人ドライバーに対して、RBのマシンパフォーマンス責任者、ギョーム・ドゥゾトゥは「彼の良いタイヤマネジメントと安定したラップタイムにより、ワンストップの可能性が開けた」と賛辞を贈っている。
チームの代表のローラン・メキーズも、「ユウキのレースはセンセーショナルなもので、我々は唯一ワンストップを敢行し、中団勢だけでなく、アストンマーティンも打ち負かすことができた。ユウキのタイヤマネジメントは群を抜いており、最後までタイヤは持ちこたえた。チームもまた、彼のQ3でのクラッシュ後に新しいシャシーで車を再構築するという、本当に素晴らしい仕事を短時間で成し遂げた」と、ドライバー、スタッフの両方を称賛した。
各国専門メディアの報道では、『NEXTGEN-AUTO』が「10番グリッドから9位でフィニッシュした角田だが、彼はハンガリーでこれほど良い結果を出せるとは予想していなかった。予選で大きなクラッシュを起こした後、日本人ドライバーは修理をしてくれたチームに感謝している」と伝えている。
一方、ブラジルのモータースポーツ専門サイト『GRANDE PREMIO』は、「最終的にユウキは、イタリアのチームに素晴らしい結果をもたらした。この24歳のドライバーは、同僚であり、マックス・フェルスタッペンのチームメイトの座を争う直接の競争相手を打ち負かし、9位でチェッカーフラッグを受けた」と、ダニエル・リカルド(12位)とのチーム内バトルに言及した。
構成●THE DIGEST編集部
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