パリ五輪の柔道男子66キロ級が現地７月28日に行なわれ、日本の阿部一二三が東京五輪に続き金メダルを獲得。妹・詩との２大会連続きょうだい同日金メダルは叶わなかったが、４年後へ決意を語った。

【画像】パリ五輪に挑む男子柔道日本代表選手７名を一挙紹介！ 　阿部は初戦となった２回戦、準々決勝を合わせ技一本で勝ち進むと、準決勝で世界ランク１位のデニス・ビエル（モルドバ）と対戦し、ゴールデンスコアの延長戦を開始わずか９秒で大外刈りで一本勝ち。決勝はウィリアン・リマ（ブラジル）を相手に２分経過したところで技ありを奪うと、直後にも技ありで合わせ技一本。アクシデントに見舞われた場面はあったものの、まさに圧勝で頂点に輝いた。

　一方で、同じく２連覇がかかっていた妹の詩は２回戦でまさかの敗北を喫した。そんな妹への思いを伝えたのが、東京五輪の卓球混合ダブルス金メダリストの水谷隼だ。水谷氏は自身のXで表彰式後のミックスゾーンにて、「金メダリストとして過ごしたこの３年間、どんな思いでしたか？」と質問したところ、「めちゃくちゃ辛かったです。みんな金メダル、金メダルいうけどそんな簡単じゃないし、プレッシャーがすごかった。練習がとにかく辛かった」と答えたとした。そして「次のロサンゼルスオリンピックでは、兄妹揃って絶対金メダル取る」との決意を共有した。

　阿部が個人として目標にしているという、４大会連続メダルの挑戦は続いているが、それと同じくらい、きょうだい揃って栄冠を掴みたいという思いが感じられるコメントだった。

構成●THE DIGEST編集部

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