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バレーボール

「ありえない誤審だ!」日本男子バレーに敗れたアルゼンチンのメディアが“疑惑の判定”に猛反発!「なぜレッドカード?」「重大なミスに傷つけられた」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.01

日本に敗れて愕然とするコンテ(7番)。アルゼンチンは痛恨の2連敗を喫した。(C)REUTERS/AFLO

日本に敗れて愕然とするコンテ(7番)。アルゼンチンは痛恨の2連敗を喫した。(C)REUTERS/AFLO

 やはりアルゼンチンにとっては、納得のいかないジャッジだったようだ。

 現地7月31日、パリ五輪・男子バレーボールのプールC第2戦が行なわれ、日本(世界ランキング3位)は東京五輪銅メダルのアルゼンチン(同8位)と対戦。セットカウント3-1(25-16、25-21、18-25、25-23)の快勝を収め、通算成績を1勝1敗とした。
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 会場が騒然となったのは、第2セットの終盤だった。日本にブロックタッチがあったとアルゼンチン側がチャレンジ。主審はリプレー映像を確認したうえで、日本選手の手には触れていないとジャッジしたが、アルゼンチン側は不服として引き下がらない。執拗に抗議したファクンド・コンテがイエローカードを提示される。

 しかしそれで終わらなかった。アルゼンチンは一旦タイムアウトに入ったが、監督や選手たちの怒りは収まらず、なんとふたたび主審に抗議してビデオチェックを再要求。この行為を問題視した主審は異例のレッドカード提示に踏み切った。日本に1点が加算され、21-20と逆転に成功したのだ。

 日本は勢いに乗って第2セットを奪取。続く第3セットこそ落としたものの、きっちり第4セットで競り勝って今大会初勝利を挙げた。
 
 アルゼンチンの地元メディアからは不満の声が上がった。全国紙『Clarin』は「厳しい敗戦の分岐点は、明らかに第2セットに起こった事件だった。チームは審判による重大なミスに傷つけられたのだ」と主張。そのうえで「相手がブロックした手はボールに触れていたが、審判はちゃんと確認しようとせず、判定を改めなかった。しかもレッドカードで1点を奪われた。なぜだ? 結果、アルゼンチンの混乱と怒りに乗じた日本が、大事なセットをモノにしたのである」と論じた。

 さらに全国紙『Ole!』も否定的な見解を示した。こちらは「アルゼンチン代表は審判の超越的なエラーという、ありえない誤審に苦しめられた」とバッサリ。「スタートに失敗して第1セットを落として、徐々に調子が上向きになっていたなかでミスジャッジが起こり、21-19となるべきところが20―21に変わってしまった。意地をみせて第3セットは奪ったが、第4セットは本来の守備力を発揮した日本の前に屈した」とレポートしている。

 プールCは2試合を終えて、1位・アメリカ(2勝/5ポイント)、2位・日本(1勝/4ポイント)、3位・ドイツ(1勝/3ポイント)、4位・アルゼンチン(0勝/0ポイント)と並ぶ。現地8月1日の最終戦で日本はアメリカと戦い、アルゼンチンはドイツと相まみえる。

構成●THE DIGEST編集部

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