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格闘技・プロレス

評価の基準は“レッドブル昇格”に相応しいかどうか!? F1前半戦、角田裕毅への主要メディアの査定内容は?

THE DIGEST編集部

2024.08.01

ドライバーズポイントではヒュルケンベルクと同ポイント(22)の12番手につける角田。(C) Getty Images

ドライバーズポイントではヒュルケンベルクと同ポイント(22)の12番手につける角田。(C) Getty Images

 2024年F1世界選手権は、第14戦ベルギー・グランプリを終えたところで1か月間のサマーブレイクに突入している。

 ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅にとって、22ポイント(ドライバーランキング12位)を獲得した前半戦は、充実したものだったと言って差し支えないだろう。14戦中の7戦(スプリントを含めれば8レース)で入賞を果たし、予選では8戦でQ3突破、そして経験豊富なダニエル・リカルドとのチーム内バトルでも優位性を保ち続けた。

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 ドライビングは安定し、チャンスを逃さずに順位を上げていく様は頼もしく見え、チーム関係者、OB、ファンから多くの賛辞が彼に寄せられたものだが、同時に各国メディアも多くのレースでこの日本人ドライバーに高評価を下している。

 F1が中断期に入った今、幾つかのメディアは前半戦の各ドライバーを査定。その中で、英国の日刊紙『THE INDEPENDENT』は採点(10点満点)を用いてランク付けしており、「7.5」を付与された角田は、中団グループの中ではニコ・ヒュルケンベルク(ハース)に次いで2番目となる12位となった。

 寸評では、「クリスチャン・ホーナーに自分がレッドブルでチャンスを得るに相応しいと納得させるために、彼が今以上に何をやるべきだったのか答えを出すのは難しい。この日本人ドライバーは、レッドブルの姉妹チームで4シーズン目に入り、3月のオーストラリアから5月末のモナコまでの6戦のうち5戦でポイントを獲得した。来季もRBでのシートが保証されているが、マックス・フェルスタッペンとの共演の時期は果たしてやってくるのだろうか?」と、もっぱら話題となっていた彼の去就に言及している。

 一方、同国の『Mirror』紙は、A~Eでドライバーを評価し、角田は「B」判定で全体10位。「ここ数週間では調子を落としており、直近の6レースで獲得したポイントはわずか3点だったが、これまでのところ角田は良いシーズンを送っている」とポジティブに評し、以下のように続けた。

「オーストラリアとマイアミでの7位フィニッシュは特に印象的であり、F1デビュー当初の非常に未熟な若手ドライバーから大きな成長を遂げたことが窺える。自身よりも成績が劣るリカルドがレッドブルへの昇格候補に挙げられていた中で、自分の名がその議論の中で挙げられないことに対して不満を感じるのは当然だ」

 続いて、同じく英国の『METRO』は及第点の「6」(アストンマーティン勢と並んで10位)を与え、「ここまで、ユウキにとってのF1キャリアにおけるベストシーズンだが、彼がレッドブルに昇格するに十分な力を備えているのかどうかはまだ分からない。少なくとも、来季までRBでのシートは確保されている」と、やはりこちらもレッドブル昇格に話を結び付
けている。

 そして、英国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』は、今季全レースの採点の平均値から「パワーランキング」を発表しており、「6.68」の角田はエステバン・オコン(アルピーヌ)に抜かれて11位とひとつ順位を落としたが、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン=12位)、リカルド(13位)、セルジオ・ペレス(17位)ら実力者たちを上回った。

構成●THE DIGEST編集部

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