バレーボール

日本女子バレーが強豪ブラジルにストレート完敗。開幕2連敗で自力での予選リーグ突破に暗雲【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.01

日本は強豪ブラジルに敗れ、自力での予選リーグ突破が厳しくなった。(C) Getty Images

 自力での予選リーグ突破が厳しくなった。

 現地8月1日、パリ五輪は女子バレーボール女子の1次リーグB組の第2戦が行なわれ、日本代表(世界ランク7位)はブラジル代表(同2位)と激突し、0-3(20-25、17-25、18-25)のストレート完敗を喫し、2012年のロンドン五輪以来のメダル獲得に暗雲が漂った。

 女子バレーボールの1次リーグは3組に分かれ、それぞれの組の上位2位までと、3位のうち成績の良い2チームが決勝トーナメントに進む。日本は初戦で世界ランク3位のポーランドに敗れており、1次リーグ突破へ正念場を迎えた。

 日本は古賀紗理那、石川真佑、和田由紀子、岩崎こよみ、宮部藍梨、福留慧美、山田二千華が先発に名を連ねた。序盤は宮部のブロックから先制点を挙げると、山田がサービスエースを決め、7-5とリード。しかし、ブラジルに追い上げられて15-15で同点にされると、相手のサービスエースやブロックが機能。徐々に引き離されて、第1セットを落とした。

 流れを変えたい日本は、スタートから井上愛里沙を起用。その井上が早速バックアタックを決めるが、ブラジルの強烈な攻撃が炸裂。序盤からリードを奪われる。日本は井上や古賀を中心に得点を重ねるが、細かなミスを犯してしまい差を詰められず。最後はサービスエースを決められ、このセットも失った。
 
 後がなくなった第3セットもブラジルペースで進み、日本はなかなか点差を縮められない。逆に相手エース・ガビの強打が日本コートを叩きつけ、さらにはブロックポイントで日本の攻撃をシャットアウト。勝利に向かって得点を重ねる。

 日本も最後まで強敵相手に食らい付くが、ついにマッチポイントを握られる。最後は相手の強打が決まりジ・エンド。2連勝を飾ったブラジルとポーランドが決勝トーナメント進出を確定させた。日本は開幕2連敗となり、予選リーグ突破に向け僅かな可能性をかけて第3戦のケニア戦(8月3日)に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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