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【パリ五輪】バドミントン女子複の“シダマツ”が4強入り!女子単の山口、大堀も勝ち進む。混合複“ワタガシ”は3位決定戦へ

THE DIGEST編集部

2024.08.02

女子複で準決勝に進んだ松山奈未/志田千陽(左)、女子単で1回戦を突破した山口茜(右上)と大堀彩(右下)。(C)Getty Images

 パリ五輪のバドミントン競技6日目(現地8月1日)、各種目の決勝トーナメントが行なわれ、6試合に出場した日本勢は、女子ダブルスの"シダマツペア"らが勝ち上がった。

 世界ランキング4位の志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)は、準決勝で同25位のマイケン・フォーゴール/サラ・チューイセン(デンマーク)と対戦。第1ゲームは10連続得点を決めるなど圧倒し、わずか17分で21-7。第2ゲームも主導権を譲ることなく21-12として危なげなく勝利を収めた。結成12年目で迎えた初の五輪で、メダルまであと1勝に迫った"シダマツペア"。「明日も自分たちらしく頑張りたい」(松山)と目標へ突き進む。

 混合ダブルスの準決勝では、世界5位の渡辺勇大/東野有紗(BIPROGY)が、同1位の最強ペア、黄雅瓊/鄭思維(中国)に挑んだ。第1ゲームでは5連続失点でつかまれた流れを変えることができないまま14-21で失い、一時は拮抗した第2ゲームも15-21で奪われた。

 目指してきた金メダルに届かず肩を落とした"ワタガシペア"だが、「もう1回試合できることに喜びを感じながらプレーしたい」(東野)と東京五輪に続く連続銅メダルを狙う。
 
 シングルス1回戦では男女で明暗が分かれた。元世界1位の山口茜(再春館製薬所)は、21-6、21-13でスパニダー・カテートン(タイ)に快勝し、3大会連続の準々決勝進出。

「(苦戦した)昨日の試合の終盤でいい感覚をつかむことができて、思い切ってプレーできた」と試合を振り返った山口。準々決勝でぶつかる世界1位アン・セヨンについては、「ランキング通り、今一番強い選手なので、向かっていくだけ。必死に食らいついていきたい」と話した。

 また、同10位の大堀彩(トナミ運輸)も、同20位のヤオ・ジャミン(シンガポール)に11-21、21-14、24-22と苦しめられながらも逆転勝利。とりわけ大接戦となった第3ゲームを制すると、コートに倒れ込みながら喜びを爆発させた。

 大堀は「初めて自分を信じてプレーすることができた」と、この試合でつかんだ手応えを明かし、準々決勝に向けて「我慢していればどこかでチャンスが来る」と意気込みを語っている。

 一方、男子シングルスでは、同5位の奈良岡功大(NTT東日本)が、同11位の周天成(台湾)に12-21、16-21で敗れた。また同10位の西本拳太(ジェイテクト)は、同8位のクンラブット・ビチットサーン(タイ)と1時間20分に及ぶ熱戦を演じたが、21-16、14-21、13-21で敗退。男子シングルスは1回戦で日本勢が姿を消した。

 なお、現地8月2日に行なわれる女子ダブルスの準決勝、混合ダブルスの3位決定戦の相手は次の通り。

志田千陽/松山奈未 対 譚寧/劉聖書(中国/同3位)
渡辺勇大/東野有紗 対 徐承宰/蔡侑玎(韓国/同2位)

構成●THE DIGEST編集部

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