パリ五輪の柔道女子70キロ級で金メダルを獲得したクロアチア代表のバルバラ・マティッチの父親が、性的暴行の容疑でパリ警察に逮捕された。
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　フランスのニュース専門局『BFM TV』によれば、７月31日にマティッチの試合をスタンドで観戦していた父親は、娘が準々決勝で勝利したあと、大会ボランティアの女性に無理やりキスをしたという。女性ボランティアは苦情を申し立て告訴。そして、８月１日に父親は警察に身柄を拘束された。
  　同メディアは、「柔道の試合が開催される会場でスタンドに観客を誘導する責任を担っていた24歳のボランティア女性は、『準々決勝の舞台でバルバラ・マティッチが試合に勝った直後、父親から強制的にキスされた』と語った」と報道。「柔道家の父親の行動にショックを受けた彼女は、すぐに告訴することを決意した」と伝えている。

　マティッチは、３度目のオリンピックでクロアチア柔道初となる金メダルを獲得し、歴史に名を刻んだばかりだった。英紙『Daily Mail』は「彼女の見事な勝利は、クロアチアにとって初の金メダルとなったが、観客の座席を担当したボランティアがマティッチの父親の行動について警察に苦情を申し立てたため、その影に隠れることになった」、英大衆紙も『The SUN』も「歴史的なメダルの後に疑惑の事件」と驚きをもって報じている。

構成●THE DIGEST編集部

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