パリ五輪のバドミントン競技7日目(現地8月2日)は、混合ダルブルスの3位決定戦などが行なわれ、東京五輪3位の渡辺勇大/東野有紗(BIPROGY)が、韓国ペアを下して銅メダルを獲得した。五輪での2大会連続表彰台は、日本バドミントン界初の快挙だ。
世界ランク5位の"ワタガシペア"が対戦したのは、2023年世界選手権王者で同2位の徐承宰/蔡侑玎ペア。第1ゲームは序盤こそリードを許したが、すぐに追いつき主導権を握ると一気に突き放して21-13とする。
だが、第2ゲームは先行して後半戦に入るもやがて大接戦に。一時は逆転も許したが、最後は3つ目のマッチポイントで相手のリターンがネットにかかる。29分を要した第2ゲームを22-20でものにすると、結成13年目のペアは抱き合って喜んだ。
試合後のテレビインタビューでは、東野が「勇大くんと出会えて良かったです」と言えば、渡辺も「もう1回表彰台に立つことができてうれしいです」と涙ながらに語った。
また、女子ダブルスの準決勝に臨んだ同4位の志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)は、譚寧/劉聖書(中国)と対戦。世界3位のパワフルなプレーにストレート負けを喫し、3位決定戦で同12位のムラリタラン・ティナー/ペアルイ・タン(マレーシア)と戦うことになった。
第1ゲームを競り合いながらも16-21で落とすと、第2ゲームでは序盤に奪われた点差を詰め、一時は1点差に詰め寄った。しかし、最後まで追いつくことはできず19-21で取られてしまった。
志田は「終始相手のペースだった。自分たちの攻めの形を作らせてくれなくて、あと1点欲しいところで急いでミスをしてしまったり、ディフェンスでしのぎきれなかったり。全体的に相手が上だった」と敗戦を振り返った。
しかし、五輪初出場の"シダマツペア"にメダル獲得のチャンスは残っている。志田は「切り替えて行くしかない。欲しかったメダルを取れるように。でも思いすぎずにリベンジだと思って入れればいい」と語り、「もう1試合できることを幸せに感じ、明日も2人で頑張りたい」と言う松山と3位決定戦に臨む。
構成●THE DIGEST編集部
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世界ランク5位の"ワタガシペア"が対戦したのは、2023年世界選手権王者で同2位の徐承宰/蔡侑玎ペア。第1ゲームは序盤こそリードを許したが、すぐに追いつき主導権を握ると一気に突き放して21-13とする。
だが、第2ゲームは先行して後半戦に入るもやがて大接戦に。一時は逆転も許したが、最後は3つ目のマッチポイントで相手のリターンがネットにかかる。29分を要した第2ゲームを22-20でものにすると、結成13年目のペアは抱き合って喜んだ。
試合後のテレビインタビューでは、東野が「勇大くんと出会えて良かったです」と言えば、渡辺も「もう1回表彰台に立つことができてうれしいです」と涙ながらに語った。
また、女子ダブルスの準決勝に臨んだ同4位の志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)は、譚寧/劉聖書(中国)と対戦。世界3位のパワフルなプレーにストレート負けを喫し、3位決定戦で同12位のムラリタラン・ティナー/ペアルイ・タン(マレーシア)と戦うことになった。
第1ゲームを競り合いながらも16-21で落とすと、第2ゲームでは序盤に奪われた点差を詰め、一時は1点差に詰め寄った。しかし、最後まで追いつくことはできず19-21で取られてしまった。
志田は「終始相手のペースだった。自分たちの攻めの形を作らせてくれなくて、あと1点欲しいところで急いでミスをしてしまったり、ディフェンスでしのぎきれなかったり。全体的に相手が上だった」と敗戦を振り返った。
しかし、五輪初出場の"シダマツペア"にメダル獲得のチャンスは残っている。志田は「切り替えて行くしかない。欲しかったメダルを取れるように。でも思いすぎずにリベンジだと思って入れればいい」と語り、「もう1試合できることを幸せに感じ、明日も2人で頑張りたい」と言う松山と3位決定戦に臨む。
構成●THE DIGEST編集部
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