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逆転負けで悲願のメダルならず…バドミントン女子・山口茜を撃破の世界女王に韓国メディア賛辞「宿敵を打ち倒した」「自身が高いレベルにあると証明」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.03

バドミントン女子シングルスの世界ランク6位の山口茜(左)同1位の世界女王、アン・セヨン(韓国/写真:右)。(C) Getty Images

 "三度目の正直"とはならなかった。

 現地8月3日、ポルトドラシャペル・アリーナにてパリ五輪のバドミントン女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク6位の山口茜は、昨年の世界選手権を制している同1位のアン・セヨン(韓国)にゲームカウント1-2(21-15、17-21、8-21)で逆転負け。これで同種目での準々決勝敗退は、2016年リオ五輪から3大会連続だ。

 またしても4強入りの壁を越えられなかった山口。この日は、立ち上がりから試合の主導権を握り、幸先よく第1ゲームを先取するも、第2ゲーム以降、少しずつ相手ペースに…。ゲームカウント1-1となり、さらに最終ゲームも世界ナンバーワンの勢いを止めらず。注目の日韓ライバル対決は、アン・セヨンに軍配が上がった。

 この結果を受け、韓国メディア『MKスポーツ』は、「ライバルであり、元世界1位の山口にスリリングな逆転勝利」と速報記事を掲載。「山口の執拗なディフェンスに苦戦を強いられた」と書き始めると、「しかし、アン・セヨンも譲らない」「第3ゲームは完璧にアン・セヨンの流れだった」などと、ハイレベルな試合展開をレポートしている。
 
 さらに、「どんな攻めも守り抜くアン・セヨンに、山口が意気消沈するような場面もあった」と続けると、「これで対戦成績は11勝13敗」「直近8試合で6勝2敗と完璧な優位を保っている」とも記述。「過去の天敵であり、宿敵でもある相手に序盤こそ苦戦したが、相手よりもはるかに高いレベルにあると証明した」と母国選手を称えていた。

 なおアン・セヨンにとっては、自身初の準決勝進出。現地4日の次戦では、決勝進出をかけて世界ランク8位のグレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)と戦う。

構成●THE DIGEST編集部

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