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モータースポーツ

「私は深く悲しんでいる」F1王者のハミルトンが、オーストラリア森林火災に胸を痛め、50万ドルの義援金をSNSで公表

THE DIGEST編集部

2020.01.11

50万ドル(約5500万円)の義援金と、動物の被害に対する思いをSNSで発信したハミルトン。(C)Getty Images

50万ドル(約5500万円)の義援金と、動物の被害に対する思いをSNSで発信したハミルトン。(C)Getty Images

 2019年、F1の年間チャンピオンとなったルイス・ハミルトンが、オーストラリアの森林火災による被害、そしてそれに伴う動物たちの影響に胸を痛めている。
 
 特に甚大な被害を受けているのは、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州で、9月より発生した山火事によって、少なくとも24人が死亡、コアラやカンガルーを含む、10億頭もの動物が犠牲になっていると言われている。

 ブルドッグを2匹飼い、動物愛護についての関心も高いハミルトンは、自身のTwitterで、火災の被害にあった動物が救出されている動画と、「動物や野生生物へのボランティア、農村部の消防隊の活動をサポートするため、50万ドルを寄付する。まだの場合は、あなたも寄付することもできる」というコメントを綴った。
 
 さらに、インスタグラムでは長文にてその思いを語っている。
「オーストラリアで10億頭以上の動物が、彼らの責任ではなく、痛みを伴う形で命を落としてしまったことについて、私は深く悲しんでいる。私の動物に対しての愛は、秘密ではない。そして、助けることができなかった。これまでに命を落としたと考えられる無防備な動物たちに対して嘆いている。さらに今回の件は、特定の種を絶滅に近づけてしまっている。私は幸運にも、オーストラリアを何度も訪れ、この国がどれほど美しいか、実際知っている」

 そして多くのフォロワーに対して呼びかけた。
「この地球に与えている影響について一緒に考えよう。みんなで一緒に小さな変化を起こし、家族や友人にも同じことをするよう勧めてほしい。それが、私たちが進んでいる方向を変えることにつながる」

 これにSNSのフォロワーたちも「オーストラリアからお礼を言います」「あなたはヒーローであり、ロールモデルだ」「真の紳士!」とコメントを寄せた。

 ハミルトンだけではなく、ダニエル・リカルドも自らの寄付だけでなく、オーストラリアGPで着用するレーシングスーツにサインを入れ、オークションに出品すると、発表している。F1の開幕戦は3月、オーストラリア・メルボルンにて開催される予定だ。

構成●THE DIGEST
 
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