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マラソン・駅伝

パリ五輪のマラソンはエッフェル塔やルーブル美術館を通る“五輪史上最も過酷”なコース?「伝説的なものになるのは間違いない」

THE DIGEST編集部

2024.08.09

競歩やサイクリングのコースの一部にもなっているエッフェル塔付近。(C) Getty Images

競歩やサイクリングのコースの一部にもなっているエッフェル塔付近。(C) Getty Images

 パリ五輪の締めくくりとして現地8月10日に男子、11日に女子が実施されるマラソン競技。そのコースが“五輪史上最も過酷”と言われているが、なぜだろうか。

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 パリ五輪公式サイトによると、コースはパリ市庁舎をスタートし、ナポレオンが眠る旧軍療養所のアンヴァリッドでゴール。その他にもオペラ座、ヴァンドーム広場、チュイルリー庭園、ルーヴル美術館、コンコルド広場、グラン・パレ、トロカデロ庭園、ヴェルサイユ宮殿、エッフェル塔などを通過してゴールを目指すことになるという。

 パリならではの観光名所を通過するコースは観戦にはもってこいかもしれないが、選手らにとっては必ずしも快適なものではないかもしれない。仏メディア『Le Parisien』によれば、今大会のコースは1896年の第1回アテネ五輪以来、「最も過酷な」ものになるという。

 大会公式サイトによると、最高地点は20.3km地点の183m、最大上り勾配は13.5%、最大下り勾配は13.4%。丘陵地帯があるためアップダウンが激しくスタートからゴールまでの累積標高差は438mとなっている。

 このコースについて、元マラソン世界記録保持者のポーラ・ラドクリフは、「前例のないコースで行われるパリ2024のマラソン競技は、アスリートにとって大きな挑戦となるでしょう。このレースは、これまで以上に予測不可能で、伝説的なものになることは間違いありません」と話したという。

構成●THE DIGEST編集部

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