マラソン・駅伝

「マジか…」「残念すぎる泣」女子マラソン前田穂南が右大腿骨疲労骨折のため無念の欠場。前日発表に悲嘆の声止まず【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.10

19年ぶりに日本記録を更新した前田。メダルが期待されたが、五輪前日に欠場を発表した。写真:西村尚己/アフロスポーツ

 日本チームに激震が走った。

 8月10日、日本陸上連盟はパリ五輪の女子マラソン日本代表の前田穂南(天満屋)が右大腿骨疲労骨折のため、明日11日のレースを欠場すると発表した。

 同連盟によると、前田は7月31日の練習で右大腿部付け根付近に張りを感じたという。強い痛みではなかったため、調整しながら本番に向けた練習を実施。チームドクターと連絡をとりながら練習を行ない、診察や画像検査は選手村入村のタイミングで行なうこととした。

 8月6日にチームドクターの診断、レントゲン検査、同7日にエコー検査を実施、大きな所見は確認されず、引き続き様子を見ながら調整練習を続けた。ところが、症状が改善されないことから同9日にMRI検査を行なったところ、右大腿骨疲労骨折と診断された。同連盟は「チーム、コーチ、選手と話し合い、この状態でマラソンに出場することは今後の選手生命にも関わる重大な問題であるため」とし、苦汁の決断を下した。
 
 前田は今年1月、大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒でゴールし、アテネ五輪金メダリストの野口みずきが保持していた日本記録を19年ぶりに更新。 日本女子で初めて18分台に突入し、メダル獲得に期待が寄せられていた。

 この発表にネット上も驚き、悲鳴が上がっている。「なんですと!!泣」「マジか。残念すぎる」「ええ…前日に欠場は悲しすぎる」「前田選手が欠場!? 嘘でしょ」「ここまで掴み取ったのにケガで欠場は本人も悔しいだろうな」など、前田の気持ちを慮ったコメントが寄せられた。

 なお、8月2日に補欠解除をしており、補欠選手との入れ替えはない。

構成●THE DIGEST編集部

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