専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
陸上

「マラソンも補欠をやめる?」パリ五輪補欠の川内優輝が今後に向けた“理想と現実”を力説!「やはりIDパスがないと…」

THE DIGEST編集部

2024.08.18

パリ五輪で取り沙汰された「マラソン補欠問題」。川内は当事者として意見を発信し続けている。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

パリ五輪で取り沙汰された「マラソン補欠問題」。川内は当事者として意見を発信し続けている。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 プロランナーの川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が公式Xを更新し、ふたたび“マラソン補欠問題”に関して言及した。
【画像】日本陸上界が誇る “最強美人ハードラー”田中佑美の華麗なる厳選フォトを一挙お届け!

 パリ五輪の陸上女子マラソンはシファン・ハッサン(オランダ)が2時間22分55秒の五輪新記録で優勝。日本勢は鈴木優花が2時間24分02秒の自己ベストで6位入賞を果たし、東京五輪8位の一山麻緒は51位でレースを終えた。一方、もうひとりの代表選手だった日本記録保持者の前田穂南は無念の欠場。レース前日、右大腿骨の疲労骨折が明らかとなったのだ。

 日本陸上連盟の対応や補欠解除日の設定など、ネット上ではさまざまな議論が交わされる一大騒動に発展。今大会の男子マラソンで補欠メンバーだった川内は再三に渡ってX上で私見を述べ、当事者としての建設的なメッセージを投稿してきた。

 そんななか、川内は新たに「補欠も含めた選手の専任コーチ会議で事前に決まっていた大会10日前の補欠解除日をギリギリまで引っ張れるようにするには、、、」と題して3つのアイデアとそれぞれへの問題点を発出した。以下の通りだ。
 
「案1 補欠にも選手IDやユニフォームその他のウェア等が支給されるようにJOCと交渉して、現地入りして五輪の定める補欠交替期限まで役目を果たす。→これができれば理想ですができないのでしょう」

「案2 補欠は自費又は陸連の予算で現地入りし、選手村には入れないので、陸連の事前合宿地(今回だとセルジー)で補欠交替期限まで役目を果たす。→これだと観光客と同じ扱いでIDパスが無いので、現地にいても制限エリアに入れないので大会当日の給水補助などのレース中の手伝いはできません。IDパスがないので移動に選手・スタッフ用のバス等も使えませんが、沿道で観光客のような応援はできます」

「案3 マラソンも補欠をやめる。→一度別の種目であっても五輪を経験した選手にとっては、IDもユニフォーム等も無く走れるかもわからない補欠は辛いかもしれません。しかし、五輪を経験したことがない選手にとっては大会までの流れや仕組みを知ることは良い経験になると思います」

 今回も鋭い視点で潜在する問題をあぶり出した川内。はたして今後の五輪や国際大会に向けて“マラソン補欠問題”は改善されていくのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】シュミット、ビロディド、ギュネシュ、古賀紗理那…パリ五輪に華を添える美女アスリートを一挙紹介!

【画像】まさに秋田美人!世界が惚れる“バドミントン界のアイドル”志田千陽を厳選ショットでお届け!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号