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体操

「罪悪感に苛まれている」中国体操男子が日本の後塵を拝した“団体決勝”の敗因を告白!「個人の金メダルよりずっと重い」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.26

惜しくも団体準優勝に終わった中国の男子体操代表チーム。劉洋(右端)は「とても団結力があった」と振り返る。(C)Getty Images

惜しくも団体準優勝に終わった中国の男子体操代表チーム。劉洋(右端)は「とても団結力があった」と振り返る。(C)Getty Images

 パリ五輪の中国男子体操代表メンバーである劉洋が想いの丈を明かした。

 現地8月24日、つり輪のスペシャリストはライブ配信を行なってパリでのパフォーマンスを振り返った。3年前の東京五輪に続いて種目別のつり輪で金メダルに輝いた30歳だが、やはり日本に大逆転負けを喫した団体戦に関しては、後悔の念を示した。
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 スポーツメディア『捜狐体育』によると劉洋は「個人戦(種目別)のことなんていっさい考えていなかった。団体決勝にすべてを懸けていたからね。それはメンバー全員が同じ気持ちだったと思う。最大の目標、モチベーションは団体優勝にあったんだ」と力を込め、「団体決勝に集中力を高めすぎた。実際のところ、個人決勝(つり輪)は精神面での切り替えができていなかったんだ」と告白した。
 
 さらにベテランは「大部分は日本に勝てないと思っていたはずだ。でも僕は勝てると信じていた。(中国は)とても団結力のあるチームだったからね」と話す。劉洋は団体決勝でつり輪にのみ出場し、「15.500」のハイスコアを叩き出した。だが中国代表は最終種目の鉄棒で手痛いミスが出て、3.267点あった差を逆転されて準優勝。劉洋は「結果には納得しているよ。でも個人的には罪悪感に苛まれている」とし、次のようにコメントした。

「チームのためにもっと自分にできることがあったはずだ。みんなが力を発揮し切れるように、プレッシャーを緩和してあげることもできただろう。トレーニングでのチームの出来を考えれば、もっといろんな種目でやれたはずなんだ。その点が残念でならない。団体の金メダルは個人のそれよりもずっと重い。中国体操界全体のレベルを表わすからだ。争った対戦相手が日本チームだったのだからなおさらさ」

構成●THE DIGEST編集部

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