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史上最長1時間43分の試合を制し、史上最高齢の“還暦メダリスト”が誕生!自動車事故で余命3~4年からメダルを獲得【パリパラリンピック】

THE DIGEST編集部

2024.09.04

銅メダリストになったヴァントシュナイダー。(C)Getty Images

銅メダリストになったヴァントシュナイダー。(C)Getty Images

 パリ・パラリンピックのバドミントン男子シングルス車椅子部門でドイツのトーマス・ヴァントシュナイダーが歴史的な銅メダルを獲得した。

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 仏メディア『RFI』によると、ヴァントシュナイダーがメダルを獲得した60歳という年齢が健常者の競技アシスタントを含めてもパラリンピック史上最高齢だという。また、韓国のチョン・ジェグンとの3位決定戦の1時間43分という試合時間もパラバトミントン史上最長だったという。

 ヴァントシュナイダーがバドミントンを始めたのは37歳の時、自動車事故に遭った後だといい、一時は医師から余命3~4年を宣告されたという。しかし毎日8時間以上トレーニングを5年間毎日続けたことで世界チャンピオンに5回、世界ランキング1位にも輝くアスリートとなった。

 メダル獲得後にヴァントシュナイダーは「信じられないような一週間で、人生で最高の日のひとつだった」と歴史的なメダル獲得を振り返った。現在は障害者支援も行なっており、同メディアによると、2028年のロサンゼルス大会についてはコーチから「まだ分からない」と話があったという。

構成●THE DIGEST編集部

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