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思いを共に――。フェンシング江村美咲が肌身離さなかった”赤ミサンガ”の秘密を激白。試合必需品の特有な悩みも「網戸当ててる感じ」「ライトが当たると…」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.09.13

フェンシングの江村は左手につけた赤いミサンガやマスクの秘密を赤裸々に激白した。(C) Getty Images

 パリ五輪のフェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した江村美咲が、9月12日に自身のYouTubeチャンネルを更新。オリンピック期間の裏側や試合に必要不可欠な道具の秘密を激白した。
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 パリ五輪に関する質問をSNSを通じた募集した江村は、同チャンネル内で一つひとつ丁寧に答えた。

 2022、23年の世界選手権で連覇を飾り、金メダル候補に推された個人戦ではまさかの3回戦で敗北を喫した。巻き返しを期した団体戦もパフォーマンスは本調子ではなかったが、仲間のサポートで最後まで戦い抜き、悲願のメダルを獲得した。「あの瞬間はとにかく安心。良かったー!っていう気持ちでしたね。本当に不調でずっと接戦が続いていたので」と本音を吐露。最後にサーベルをひと刺しして、歓喜のガッツポーズを掲げた歓喜の瞬間を振り返った。

「(自分が)結構足を引っ張って、チームのみんなが頑張って頑張ってカバーして最後までつなげてくれた点数じゃないですか。それが最後自分が取れなければすべて台無しになってしまうところだったので『良かったー!』っていうのと、そのあとみんなで抱き合ってるときは、もう『本当ありがとう』みたいな気持ちでした」

 試合中には左手首に赤いブレスレットのようなモノを身につけていた江村。そのことを問われると、「おーありがとうございます、気づいてくれて。あれはTEAM JAPANのミサンガなんですよ」と満面の笑みを浮かべた。

 赤いミサンガはTEAM JAPANを応援する企画として、全国の小学生をはじめ多くの人の手作りで作られ、パリ五輪に参加した選手全員に配られたものだった。「それとは別にTEAM JAPANの壮行会があって、いろんな小中学生が集まって歌を歌ってくれたりして、本当に応援の会みたいなのをしてくれた時に、代表して小学生から直接手渡しでいただいたものなんです」と明かした。

「その壮行会が本当に感動して泣きそうになったんです。まだ試合前なのに。それぐらい、『みんな、ありがとう』っていう気持ちになったので。その手渡ししてもらったブレスレット(※ミサンガ)をつけて壮行会を思い出したりとか、その思いを共に――。みたいな気持ちで解団式まで、ずっとつけてました」
 
 また、試合中に被っているマスクについて質問を受けると、「ちょっとこもる感じで、息が上がってくると息苦しさとかを感じるので、試合中もちょくちょく選手は脱いで汗を拭いたりとかして、息を整えて被ったりするんですけど。視界は全然見にくさはないです」と回答。「正面はもう皆さんで言うと、網戸を当てている感じ。ピントが奥に合ってしまえば、割と気にならない」とフェンシング・マスクの貴重な秘密を説明するとともに、試合特有の悩みを告白した。

「ピスト(試合会場)で、ライティングされるときに結構ライトが当たったりすると、それがマスクの中で反射して、ちょっと見にくかったりはあります。なので、たまに大きいピストで試合をしている時に、選手が審判を見る時に光を避けて見ている時があるんですけど、そういう時は見えにくい時です。こうやってやると(光を遮る仕草)、よく見えるんです」

 貴重なパリ五輪の裏話を丁寧な口調で答えた江村。他にも、移動中の機内では「ひたすら寝ます。あとは、ネトフリかアマプラですね。(パリ五輪は)バチェロレッテのシーズン3と、『ボーイフレンド』っていう、どっちも恋愛リアリティ番組みたいなのを見てました」「(普段のリフレッシュは)お買い物です。ショッピング、お洋服とか大好き」など、女子力に磨きをかけるアスリートとは違う一面を垣間見せた。

構成●THE DIGEST編集部

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