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坂本花織がパリ五輪に刺激! 期間中のマル秘エピソードを披露「またメダル獲りたい」

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.09.30

坂本は今夏のパリ五輪のエピソードを明かした。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 9月30日、フィギュアスケートの2024-25年シーズンの開幕に向けた記者会見が都内で行なわれ、世界選手権3連覇の坂本花織、22年北京五輪の銀メダリスト鍵山優真らが出席。新シーズンの意気込みやテーマを発表したあと、坂本はパリ五輪で実施された北京五輪団体の銀メダル授与式のエピソードを明かした。
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 今夏、熱戦が繰り広げられたパリ五輪の期間中に2年半待ち焦がれた北京五輪の団体銀メダルをチャンピオンズパークで受け取った。エッフェル塔のふもとにあるトロカデロ広場には各競技でメダルを獲得した世界最高のアスリートたちをファンが祝福したのは、まだ記憶に新しい。「もらった瞬間に、もう一度ミラノでメダルを取りたい気持ちが増しました。そのあとミラノで合宿したんですけど、ペアのりくりゅう(三浦璃来/木原龍一)と、『またみんなでメダル取りたいね』って話に出てきたので」と振り返りながら、「ぜひ狙いたい」と、その興奮が忘れられなかったようだ。

 さらに期間中には陸上競技を現地観戦。「なんかもう楽しすぎて。スケートリンクは室内で凝縮されている感じの会場なんですけど、陸上は屋根がなくて開けているし、お客さんもすごいいるし、広いし、応援もめちゃくちゃ自由。他の競技を見てすごくいいなってたくさんありました」と興奮気味に語り、夏のオリンピックに大きな刺激を受けたようだ。
 
 今季のテーマを聞かれると、「CHANGE(チェンジ)」と発表。「一番分かりやすいのはジャンプの構成。フリップ-トウループの2本から、今年はフリーでフリップとルッツの2本にします。コンビネーションも変えていかないといけない」と、これまでの構成からガラリと変えることに踏み切った。

 今シーズンは2026年に開催されるミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンであることも意識しつつ、「五輪シーズンで自分が選ぶ選択肢が増える。やって損はない。失敗を恐れずにやっていけば、自信になる」と見通し、黒髪から金髪にイメチェンしたことも含め挑戦に強い意欲を示した。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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