F1メキシコGPが現地10月27日に行なわれ、フェラーリのカルロス・サインツがポールトゥウィンで今季2勝目、キャリア4勝目を飾った。チームメイトのシャルル・ルクレールが3位に入り、これでフェラーリがコンストラクターズランキングで2位に浮上した。
一方で苦しかったのが同ランキング3位に転落したレッドブル陣営。マックス・フェルスタッペンがペナルティの影響で6位に終わり、セルジオ・ペレスは姉妹チームRBのリアム・ローソンとの接触で後退、ノーポイントに終わった。
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情! ホームグランプリで結果が欲しいペレスは予選Q1で敗退し、まさかの18番手スタート。レースでは抜群のスタートを見せ13番手までポジションを上げたが、スタート時にフロントタイヤがグリッドボックスをはみ出ていたとして5秒ペナルティを受けた。そこから着実に順位を上げ、11番手と入賞争いができるところまで浮上した。
18周目のターン4、来季のレッドブルのシート争いのライバルと目されているローソンにイン側からオーバーテイクをしかけ前に出るも、続くターン5で接触。右側サイドポッドとフロアにダメージを負ったため一度ピットインし、コースに復帰するも再び入賞争いをするまでには至らず。17位でフィニッシュした。
F1公式サイトによると、レース後に取材に応じたペレスはローソンと話し合ったか問われた際に「そうだね。僕はただ、2人のレースを台無しにしてしまったと彼に言ったんだ。レースは11周目(正確には18周目)だったし、あまり賢いやり方ではなかったと思う」と否定的な見解を述べた。
また、専門メディア『The Race』によれば、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナー氏と幹部のひとりヘルムート・マルコ博士がローソンにレースでの態度について話し合う必要があると思うか、と問われたペレスは「それは僕には関係ない。それは彼ら次第だよ。でも今日はレッドブル・レーシングが多くのポイントを奪われたから、彼と話をするべきだと思う」と答えたという。
そのホーナー氏は「彼ら(RB)は独立したチームで見ての通り、お互いに激しくレースをしている。接触があり、チェコ(ペレスの愛称)は残念ながらかなり大きなダメージを受けてしまった。サイドポッドとフロアの穴で(ダウンフォースの)約65~70ポイントの損失があった。でも、これがレースだ。今日はタフな場面がたくさんあった」と、あくまでも競争の一環だったと語り、ローソンはペレスのドライビングに謝罪と説明を要求していることを示唆したという。
一方でマルコ博士はペレスを擁護。「我々は姉妹チームであり、ローソンはあのように激しく走るべきではなかった」(『ESPN』より)とジュニアチームのドライビングを支持しない姿勢を見せた。
残すところ4戦となった今季のシーズン。レッドブルはフェルスタッペンのドライバーズチャンピオン獲得ももちろんだが、来季のドライバー選考についても難しい決断を迫られているのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】レッドブルのシートを争うローソンとペレスが接触...
一方で苦しかったのが同ランキング3位に転落したレッドブル陣営。マックス・フェルスタッペンがペナルティの影響で6位に終わり、セルジオ・ペレスは姉妹チームRBのリアム・ローソンとの接触で後退、ノーポイントに終わった。
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情! ホームグランプリで結果が欲しいペレスは予選Q1で敗退し、まさかの18番手スタート。レースでは抜群のスタートを見せ13番手までポジションを上げたが、スタート時にフロントタイヤがグリッドボックスをはみ出ていたとして5秒ペナルティを受けた。そこから着実に順位を上げ、11番手と入賞争いができるところまで浮上した。
18周目のターン4、来季のレッドブルのシート争いのライバルと目されているローソンにイン側からオーバーテイクをしかけ前に出るも、続くターン5で接触。右側サイドポッドとフロアにダメージを負ったため一度ピットインし、コースに復帰するも再び入賞争いをするまでには至らず。17位でフィニッシュした。
F1公式サイトによると、レース後に取材に応じたペレスはローソンと話し合ったか問われた際に「そうだね。僕はただ、2人のレースを台無しにしてしまったと彼に言ったんだ。レースは11周目(正確には18周目)だったし、あまり賢いやり方ではなかったと思う」と否定的な見解を述べた。
また、専門メディア『The Race』によれば、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナー氏と幹部のひとりヘルムート・マルコ博士がローソンにレースでの態度について話し合う必要があると思うか、と問われたペレスは「それは僕には関係ない。それは彼ら次第だよ。でも今日はレッドブル・レーシングが多くのポイントを奪われたから、彼と話をするべきだと思う」と答えたという。
そのホーナー氏は「彼ら(RB)は独立したチームで見ての通り、お互いに激しくレースをしている。接触があり、チェコ(ペレスの愛称)は残念ながらかなり大きなダメージを受けてしまった。サイドポッドとフロアの穴で(ダウンフォースの)約65~70ポイントの損失があった。でも、これがレースだ。今日はタフな場面がたくさんあった」と、あくまでも競争の一環だったと語り、ローソンはペレスのドライビングに謝罪と説明を要求していることを示唆したという。
一方でマルコ博士はペレスを擁護。「我々は姉妹チームであり、ローソンはあのように激しく走るべきではなかった」(『ESPN』より)とジュニアチームのドライビングを支持しない姿勢を見せた。
残すところ4戦となった今季のシーズン。レッドブルはフェルスタッペンのドライバーズチャンピオン獲得ももちろんだが、来季のドライバー選考についても難しい決断を迫られているのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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