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格闘技・プロレス

「凶悪すぎる」「鼻は折れた…」秒殺TKOのマクレガーが放った“肩パンチ4連発”に海外メディアも驚嘆!

THE DIGEST編集部

2020.01.20

世界注目の一戦を40秒で終わらせたマクレガー。そのファイトに海外メディアも驚きを隠さなかった。 (C) Getty Images

世界注目の一戦を40秒で終わらせたマクレガー。そのファイトに海外メディアも驚きを隠さなかった。 (C) Getty Images

 現地時間1月18日、総合格闘技団体「UFC」の「UFC246」が、アメリカのラスベガスで行なわれ、1年3か月ぶりの復帰戦(ウェルター級)に臨んだコナー・マクレガー(アイルランド)が、ドナルド・セローニ(アメリカ)に1ラウンドでのTKO勝ちを収めた。

 2018年10月にハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)にサブミッション(ギブアップ)負けを喫して以来となる公式戦に臨んだマクレガーは、“激闘王”の異名を持つセローニを相手に圧巻のパフォーマンスを見せた。

 開始直後の左ストレートこそ空を切ったが、クリンチしてきたセローニの顔面中央にめがけて“肩パンチ”を4連続で打ち込んで早々に流血させると、後退したセローニの顎にハイキックを炸裂。最後はパンチの連打で追い打ちをかけ、わずか40秒で試合を終わらせた。

 3階級(フェザー、ライト、ウェルター)でのKO勝利という快挙を達成したマクレガー。試合後に「覚えておくがいい。歴史に何度も名前を刻んだのは、この俺だ!」と高らかに宣言した“悪名高き男”の戦いぶりには、海外メディアも驚嘆している。
 
 とりわけ海外メディアが取り上げているのが、セローニが「あれでボコられちまった」と漏らした開始早々の肩パンチだ。米紙『New York Times』が、「マクレガーは最初の攻撃で勝負を決した。それは肩によって繰り出された数回のパンチだ。大胆不敵なベテランの顔面めがけて、力強く繰り出された」と綴れば、英紙『The Gurdian』は、次のように賛辞を贈った。

「マクレガーは開始のベルが鳴ると同時に爆発した。クリンチで逃げようとするセローニに強烈な肩パンチを連続で打ちこんで、猶予を与えず。鼻血を出させて精神的にも追い込んだところで、一気にトドメを刺しに行った」

 さらに英紙『Evening Standard』は、「コナー・マクレガーの見事な復活劇だ」と銘打った記事で、アイルランドのスーパースターを激賞した。

「15か月ぶりの復帰にもかかわらず、マクレガーは相手を圧倒して、たった40秒での勝利という崇高な形での復活を遂げた。開始早々に見舞った肩での攻撃は凶悪すぎた。それによってタフさで知られる“カウボーイ(セローニの愛称)”も破壊されたのだ。おそらく鼻は折れているだろう。この勝利は、まさに歴史的なものである」

 圧巻の戦いぶりで、完全復活を印象付けたマクレガー。次戦については明言しなかったものの、「ウェルター級は気に入った」と宣言した男の一挙手一投足からは、今後も目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
 
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