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テラハ出演の人気サーファー佐藤魁がハワイの伝説的な招待大会に唯一日本人として参戦「ずっと眺めてた夢の舞台」賞金は約4638万円…パリ五輪覇者らも出場

THE DIGEST編集部

2024.11.25

これまでオアフ島ノースショアのパイプラインでは数々の伝説が生まれてきた。(C) Getty Images

 米ハワイ州オアフ島ノースショアのパイプラインで開催される『Vans Pipe Masters』は12月8日から20日の大会期間で開催される。日本からはサーフブランド『Volcom』サーフライダーの佐藤魁が唯一日本人として参加することが決まった。

『Vans Pipe Masters』は、1966年に誕生以来、米カリフォルニア・コスタメサに本拠地を構えるシューズブランド『VANS』が選定したサーファーが出場(WSLの公式認定選手)。今年は男子40名、女子20名の合計60名が出場予定だ。

 同大会はリーダーボード形式で、4人ヒート・3ラウンドを行ない、ヒート内でのライディングで最高得点を挙げた、3つのライディングの合計で勝敗が決まる。さらに女子と男子の上位4名のサーファーが決勝に進出し、男女それぞれ総額30万ドル(約4638万円)の賞金と権威あるトロフィーをかけて競い合う。

 米サーフィン専門誌『SURFER MAGAZINE』は、同大会について「パイプ・マスターズは、どの年でもサーフィン界で最もエキサイティングなイベントと言える」と紹介。さらに選出された選手について、「ハワイのパイプライナー、(WSL)ツアーのベテラン、ビッグウェーブチャンピオン、第2世代のパイプチャージャーなど、ワイルドなラインナップだ」と伝えた。
 
 前述の米専門誌が伝えるように、同大会には、パリ五輪サーフィン男子で金メダルを獲得した22歳カウリ・バースト(フランス)や17歳の神童エリン・ブルックス(カナダ)などコンテストシーンで活躍する若手も参戦。さらにフリーサーファーとして若い世代を中心に多大な影響を与え続けているノア・ディーンや80年代のサーフシーンを牽引したノースショアのローカルサーファー、メイソン・ホーなども名を連ねており、多才な面子が揃っている点も注目と言える。

 また今大会の賞金について米サーフィンメディア『The Inertia』が記事の中で「今年の受賞者には、賞金総額30万ドルが授与され、男性と女性に同額の賞金が贈られます」と報じている。
 
 ハワイの伝説的な大会に日本人として唯一招待された28歳の佐藤魁は、恋愛リアリティショー『テラスハウス』(フジテレビ系)のハワイ編に出演し、人気が急上昇。俳優として、吉田羊、佐野玲於、村上虹郎らが演じた映画『ハナレイ・ベイ』に出演するなど、多方面で活躍している。また今年4月4日には第1子誕生も報告していた。

 そんな佐藤は、自身が長年スポンサードを受けているサーフブランド『Volcom』を拠点に毎年ノースショアに通っており、昨年度は歴史的なコンテスト「2024 Da Hui Backdoor Shootout」にも出場。着実に現地での評価を上げてきた。

 佐藤は同コンテストに選出後、自身のインスタグラムを更新。「ずっとダンジョンから眺めてた夢の舞台に招待して頂けた!小さい頃から毎年見ていた舞台が突然舞い降りてきた。ついにスタートラインに立った。何より、小さい頃にハワイに連れてきてくれていたた家族やスポンサーに感謝!信じられないけど、今こうしてハワイに行けることが本当に嬉しい」と綴り、喜びを伝えた。

 そんな経緯を知るサーフィン関係者からの期待も大きい。来月8日からウェイティング期間に入る同大会での佐藤の活躍に注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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