12月10日に毎年恒例となっている東京スポーツ新聞社制定のプロレス大賞選考会議が行なわれ、『2024年度プロレス大賞』最優秀選手賞(MVP)を新日本プロレスのザック・セイバーJr.が初受賞した。『G1クライマックス』優勝、IWGP世界ヘビー級王座戴冠が評価されたようだ。
【画像】1.4は新社長に就任した棚橋弘至が王者・ザックを見事撃破! 新日本からは他にも年間最高試合賞(ベストバウト)で3.20新潟・アオーレ長岡で行なわれた『NEW JAPAN CUP 2024』決勝戦、後藤洋央紀 vs 辻陽太が受賞。新人賞は外国人ヤングライオン、ボルチン・オレッグが見事に受賞している。最優秀タッグ賞は全日本プロレスの斉藤ブラザーズ(斉藤ジュン&斉藤レイ)が、殊勲賞は全日本の安齊勇馬が、敢闘賞はプロレスリング・ノアの清宮海斗が、技能賞は青木真也それぞれ受賞。女子プロレス大賞は多団体を股にかけて活躍したSareeeに、話題賞はWWE殿堂入りしたブル中野氏、自身がモデルの配信作品『極悪女王』がヒット中のダンプ松本、自伝映画『家出レスラー』が公開されたスターダムの岩谷麻優に贈られている。
都内の事務所で会見に応じたザックは「今年いろんなことをやってきたけど、その中でもこのプロレス大賞MVPを獲得できたことは本当にうれしい。こうやってプロレス業界の中でメディアのサポートというものはとても大きいことで、来日してからもそうだけど、来る前からも各プロレスメディアのサポートが僕の活躍を伝えてくれた。そうやって僕はここまで来ることができたと思っている。ありがとう。本当に心からうれしく思っている」と喜びのコメントを述べると、サップ以来となる外国人選手の受賞については「ゴメンネ、サップサン。この賞を獲るのは意識していた。ただ一方で新日本プロレスの一員として活躍するということも、とても強く意識した1年だった。まあ史上2人目の外国人選手の受賞というのは本当に偉業だと思っている。この賞を受賞したことを通じて、日本のプロレス業界の一員として認められたと受け止めているし、本当に嬉しく思っている」と、日本で活躍した名だたる外国人選手たちが手に入れることが出来なかったMVPを獲得したことで、より自信を深めたようだ。
今年は「キャリアの中で最高の1年で、ほかと比べることが出来ない1年だよ」というザックは来年に向けて「東京ドームにチャンピオンとして入場するっていうのが今年の目標であり、それを達成できたのはすごく嬉しい。今年、外国人としていろんなことを成し遂げた。まず『G1』をイギリス人レスラーとして初優勝した。外国人選手としては初ではないが、IWGP世界ヘビー級王座を獲得した。外国人初としてこれから成し遂げたいことは1.4『WRESTLE KINGDOM』のメイン(海野翔太戦)で勝利を収めること。さらに1.5『WRESTLE DYNASTY』(リコシェ戦)でも勝って、東京ドーム大会2連戦で連勝を収めること。これは誰も成し遂げたことがないと思うのでやってみたい。そうすることで、僕自身だけじゃなくて新日本プロレス全体をもうひとつ上のレベルに上げていくことができると思っているし、次の世代にそれを繋げていくことができると思っている」と新世代への繋ぎ役としてもレベルをひとつ上げて高い壁として立ち塞がる覚悟を口にしている。
最後にザックは「今年、いろいろなことを成し遂げてきたけど、それらはすべて繋がっていて、個別に語るというのは難しいことなんだ。14歳の頃から日本でプロレスをやることをずっと夢見ていた。ただ、その当時の夢は本当にボンヤリしたものだった。それがここまで鮮明になってくるというのは、本当に感慨深いものがあると思っている。ただ、これはまだ途中にすぎない、という気持ちもあるんだ。日本のプロレス業界のトップに立つまでの道のりにすぎない、通過点にすぎないと思っているんだ」と2024年を振り返っていた。
ちなみに最初に受賞したことを伝えたのは家族ではなくDDTプロレスのクリス・ブルックスだったという。来年はこの2人の絡みにも期待したい。
取材・文⚫︎どら増田
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都内の事務所で会見に応じたザックは「今年いろんなことをやってきたけど、その中でもこのプロレス大賞MVPを獲得できたことは本当にうれしい。こうやってプロレス業界の中でメディアのサポートというものはとても大きいことで、来日してからもそうだけど、来る前からも各プロレスメディアのサポートが僕の活躍を伝えてくれた。そうやって僕はここまで来ることができたと思っている。ありがとう。本当に心からうれしく思っている」と喜びのコメントを述べると、サップ以来となる外国人選手の受賞については「ゴメンネ、サップサン。この賞を獲るのは意識していた。ただ一方で新日本プロレスの一員として活躍するということも、とても強く意識した1年だった。まあ史上2人目の外国人選手の受賞というのは本当に偉業だと思っている。この賞を受賞したことを通じて、日本のプロレス業界の一員として認められたと受け止めているし、本当に嬉しく思っている」と、日本で活躍した名だたる外国人選手たちが手に入れることが出来なかったMVPを獲得したことで、より自信を深めたようだ。
今年は「キャリアの中で最高の1年で、ほかと比べることが出来ない1年だよ」というザックは来年に向けて「東京ドームにチャンピオンとして入場するっていうのが今年の目標であり、それを達成できたのはすごく嬉しい。今年、外国人としていろんなことを成し遂げた。まず『G1』をイギリス人レスラーとして初優勝した。外国人選手としては初ではないが、IWGP世界ヘビー級王座を獲得した。外国人初としてこれから成し遂げたいことは1.4『WRESTLE KINGDOM』のメイン(海野翔太戦)で勝利を収めること。さらに1.5『WRESTLE DYNASTY』(リコシェ戦)でも勝って、東京ドーム大会2連戦で連勝を収めること。これは誰も成し遂げたことがないと思うのでやってみたい。そうすることで、僕自身だけじゃなくて新日本プロレス全体をもうひとつ上のレベルに上げていくことができると思っているし、次の世代にそれを繋げていくことができると思っている」と新世代への繋ぎ役としてもレベルをひとつ上げて高い壁として立ち塞がる覚悟を口にしている。
最後にザックは「今年、いろいろなことを成し遂げてきたけど、それらはすべて繋がっていて、個別に語るというのは難しいことなんだ。14歳の頃から日本でプロレスをやることをずっと夢見ていた。ただ、その当時の夢は本当にボンヤリしたものだった。それがここまで鮮明になってくるというのは、本当に感慨深いものがあると思っている。ただ、これはまだ途中にすぎない、という気持ちもあるんだ。日本のプロレス業界のトップに立つまでの道のりにすぎない、通過点にすぎないと思っているんだ」と2024年を振り返っていた。
ちなみに最初に受賞したことを伝えたのは家族ではなくDDTプロレスのクリス・ブルックスだったという。来年はこの2人の絡みにも期待したい。
取材・文⚫︎どら増田
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