スーパースターへの第一歩を踏み出した。
12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催されている「RIZIN DECADE」の第2部『RIZIN.49』の第4試合で、桜庭和志の長男である桜庭大世がライト級タイトルマッチ経験者であるベテランの矢地祐介と対戦し、わずか26秒でKO撃破する衝撃のMMAデビューを飾った。試合後には父・和志譲りのニコニコした笑顔で試合を振り返った。
インタビュールームに現れた大世は開口一番、「すごい気持ち良かったです。もうちょっと長くやった方がみんなの目に留まる時間は長かったので、もう少し長くやりたいなと思った」と、緊張感漂うデビュー戦をまるで楽しむかのような口調で振り返った。
得意の左ミドルキックを矢地に掴まれたが、片足で立った状態のまま左ストレートを顎に一閃。矢地が膝から崩れ落ちた瞬間は「スローに見えた」と語った。
父親からは100点満点中「80点」だと採点され、残り20点は「もっといろいろ見してやれ!って意味だと思う。すぐに終わる秒殺はあまり良くないって言われて...でも、『盛り上がってたから80点』みたいな感じ」と舞台裏のエピソードを明かした。
PRIDE時代に父親が幾度も名勝負を繰り広げた大晦日のさいたまスーパーアリーナに、プロ格闘家としてリングに立った。親子二代にわたる景色を質問されると、「何か小さかったですね。もっと人を呼べるぐらいスターになりたい」と独特に表現。約2万人が集まった大観衆のプレッシャーを笑って一蹴した。
今回は父親の入場曲である『SPEED TK RE-MIX』を使用したり、現役時代のSAKUマスクを被るなど、往年のPRIDEファンのハートをガッチリと掴み、会場を大いに盛り上げた。父親同様にエンターテインメント性を今後継承していくのか。気になる質問には、「おじさんファンって言ったら、あれですけど...」と苦笑しながら、「おじさんファンたちがいい具合に喜んでくれるところと、桜庭大世を出さなきゃいけないとこはあると思う」と自らのカラーを打ち出していくことを示唆するも、「お父さんのファンを僕のファンにさせたいですし、したいので。おじさんたちが喜ぶことであれば何でもします」とPRIDE時代の桜庭ファンの気持ちを大切にしながら、今後もMMAファイターとして活動していくことを力強く誓う。
舞台は違えど、大晦日の格闘界で再び”SAKU旋風”が巻き起こった。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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インタビュールームに現れた大世は開口一番、「すごい気持ち良かったです。もうちょっと長くやった方がみんなの目に留まる時間は長かったので、もう少し長くやりたいなと思った」と、緊張感漂うデビュー戦をまるで楽しむかのような口調で振り返った。
得意の左ミドルキックを矢地に掴まれたが、片足で立った状態のまま左ストレートを顎に一閃。矢地が膝から崩れ落ちた瞬間は「スローに見えた」と語った。
父親からは100点満点中「80点」だと採点され、残り20点は「もっといろいろ見してやれ!って意味だと思う。すぐに終わる秒殺はあまり良くないって言われて...でも、『盛り上がってたから80点』みたいな感じ」と舞台裏のエピソードを明かした。
PRIDE時代に父親が幾度も名勝負を繰り広げた大晦日のさいたまスーパーアリーナに、プロ格闘家としてリングに立った。親子二代にわたる景色を質問されると、「何か小さかったですね。もっと人を呼べるぐらいスターになりたい」と独特に表現。約2万人が集まった大観衆のプレッシャーを笑って一蹴した。
今回は父親の入場曲である『SPEED TK RE-MIX』を使用したり、現役時代のSAKUマスクを被るなど、往年のPRIDEファンのハートをガッチリと掴み、会場を大いに盛り上げた。父親同様にエンターテインメント性を今後継承していくのか。気になる質問には、「おじさんファンって言ったら、あれですけど...」と苦笑しながら、「おじさんファンたちがいい具合に喜んでくれるところと、桜庭大世を出さなきゃいけないとこはあると思う」と自らのカラーを打ち出していくことを示唆するも、「お父さんのファンを僕のファンにさせたいですし、したいので。おじさんたちが喜ぶことであれば何でもします」とPRIDE時代の桜庭ファンの気持ちを大切にしながら、今後もMMAファイターとして活動していくことを力強く誓う。
舞台は違えど、大晦日の格闘界で再び”SAKU旋風”が巻き起こった。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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