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格闘技・プロレス

異例の年越し決戦は流血の死闘。王座陥落も鈴木千裕が「一番面白い」と語った“格闘技の興味深さ”「1年で取り返しましょう。最短で」【RIZIN】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.01.05

鈴木(下)はクレベル(上)のパウンドや寝技に苦しんだが、最後までタップはせず。年越し決戦は壮絶な激闘となった。(C) RIZIN FF

鈴木(下)はクレベル(上)のパウンドや寝技に苦しんだが、最後までタップはせず。年越し決戦は壮絶な激闘となった。(C) RIZIN FF

 最短での王座奪還を誓った。

 2024年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された「RIZIN DECADE」の第2部『RIZIN.49』のメインカードはRIZINフェザー級タイトルマッチ(MMAルール、5分3回)が行なわれ、王者の鈴木千裕がクレベル・コイケ(ブラジル)と対戦し、判定(3-0)の末に敗れて防衛はならず。王座から陥落したが、ベルト再挑戦へ熱い意思をのぞかせた。

 RIZIN旗揚げ10年目の節目として組まれた年越し決戦は、壮絶な死闘となった。1ラウンドから目まぐるしく攻防が入れ替わり、柔術が得意なクレベルが三角絞めを狙うが、鈴木も負けじと下からかかと落としを見舞って反撃する。2回には鈴木がクレベルのパウンドラッシュを浴び、肩固めなどを極められる寸前になるも、なんとか5分間をしのいだ。
 
 最終ラウンドは鈴木の肘が相手の額をカットして激しく出血する。両者の鮮血が肉眼からでも分かるほど激しい展開になり、両者の凄まじい気迫に会場のボルテージは最高潮に達した。

 結果的に判定での決着となり、寝技で試合を支配したクレベルに軍配が上がると、ブラジル人ファイターは歓喜の雄叫びを上げ、敗れた鈴木は肩を落としてリングを降りた。
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