昨季F1レッドブルが3年ぶりにチャンピオンを逃したことで、にわかに浮上したマックス・フェルスタッペンのメルセデス移籍の噂。新規定が始まる2026年に実現すると見立てているメディアもある中、英専門メディア『PlanetF1.com』は移籍が実現した際に起こるドライバーシャッフルを予想した。
【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! 同メディアは「昨年、エイドリアン・ニューウェイが退団した日にレッドブルが失った最大のものは何があってもチームがトップに立つ、あるいはそれにかなり近づくという確信だったのかもしれない」と、レッドブルは勝利への執着が薄れているため、24年の王座返還が一時的な低迷ではない可能性がある、との考えを示した。
フェルスタッペンは28年までの契約を結んでいるが、チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏は昨年、その契約の中にはマシンのパフォーマンスが不足している場合にフェルスタッペンはチームを離れられるという条項があることを認めた。
同メディアによると、その条項とは「フェルスタッペンが25年シーズンの大部分が終了した後、ドライバーズランキングで3位を下回っていた場合、チームを去ることができる」というもの。その際は「26年レギュレーションに向けた準備が他のほとんどのチームよりも進んでいる」とされているメルセデスへの移籍を決断するとしている。
また、フェルスタッペンがメルセデスに移籍する場合、レッドブルはほぼ間違いなくマクラーレンに照準を合わせるという。ランド・ノリスはレッドブルからのオファーを断ったとされているものの、チームメイトのオスカー・ピアストリの台頭によってチーム内でのナンバー1の座を脅かされている場合にはレッドブルからの誘いを受ける可能性があると指摘した。
一方でこのような感情的な決断は、19年にフェルスタッペン優遇のチームからルノー(現アルピーヌ)に場を移したことでキャリアの低迷を招いたダニエル・リカルドのような結果となる危険性を孕んでいると続けた。
そしてピアストリも、同郷のマネージャーであるマーク・ウェバー氏がレッドブルと関係の深く、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士はウェバー氏とすでに「集中的に話し合いが行なわれている」と語ったという。そして、フェルスタッペンにも通じるプレッシャー下での冷静なドライビングなどもレッドブル移籍にプラスに働くと同メディアは示唆した。
そのマクラーレンの空いたシートにはメルセデスのジョージ・ラッセルが就くと同メディアは予想。キミ・アントネッリが来季全くの期待外れに終わらない限りは移籍候補に挙がるのはラッセルしかいないとし、25年末で契約が終わることもその動きを後押ししていると説明した。その他のマクラーレン行きの候補としては、在籍経験もあるカルロス・サインツ(ウィリアムズ)も名前が挙げられるが、年齢が32歳と決して若い部類には入らないため、近年のより若いドライバーを起用するトレンドには合わないとした。
史上最高との評価も聞こえるようになってきたフェルスタッペン。デビューからともに戦ってきたレッドブルグループとの別れは他のドライバーの将来にも大きく影響が出ることは間違いなさそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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フェルスタッペンは28年までの契約を結んでいるが、チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏は昨年、その契約の中にはマシンのパフォーマンスが不足している場合にフェルスタッペンはチームを離れられるという条項があることを認めた。
同メディアによると、その条項とは「フェルスタッペンが25年シーズンの大部分が終了した後、ドライバーズランキングで3位を下回っていた場合、チームを去ることができる」というもの。その際は「26年レギュレーションに向けた準備が他のほとんどのチームよりも進んでいる」とされているメルセデスへの移籍を決断するとしている。
また、フェルスタッペンがメルセデスに移籍する場合、レッドブルはほぼ間違いなくマクラーレンに照準を合わせるという。ランド・ノリスはレッドブルからのオファーを断ったとされているものの、チームメイトのオスカー・ピアストリの台頭によってチーム内でのナンバー1の座を脅かされている場合にはレッドブルからの誘いを受ける可能性があると指摘した。
一方でこのような感情的な決断は、19年にフェルスタッペン優遇のチームからルノー(現アルピーヌ)に場を移したことでキャリアの低迷を招いたダニエル・リカルドのような結果となる危険性を孕んでいると続けた。
そしてピアストリも、同郷のマネージャーであるマーク・ウェバー氏がレッドブルと関係の深く、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士はウェバー氏とすでに「集中的に話し合いが行なわれている」と語ったという。そして、フェルスタッペンにも通じるプレッシャー下での冷静なドライビングなどもレッドブル移籍にプラスに働くと同メディアは示唆した。
そのマクラーレンの空いたシートにはメルセデスのジョージ・ラッセルが就くと同メディアは予想。キミ・アントネッリが来季全くの期待外れに終わらない限りは移籍候補に挙がるのはラッセルしかいないとし、25年末で契約が終わることもその動きを後押ししていると説明した。その他のマクラーレン行きの候補としては、在籍経験もあるカルロス・サインツ(ウィリアムズ)も名前が挙げられるが、年齢が32歳と決して若い部類には入らないため、近年のより若いドライバーを起用するトレンドには合わないとした。
史上最高との評価も聞こえるようになってきたフェルスタッペン。デビューからともに戦ってきたレッドブルグループとの別れは他のドライバーの将来にも大きく影響が出ることは間違いなさそうだ。
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