2021年のコンストラクターズチャンピオン獲得以降、苦戦が続いているメルセデスが現行規定最終年の2025年シーズンの"ダークホース"になる可能性があると、専門メディア『Racing News 365』が予想した。
【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! 2014年から21年にかけて8連覇を達成し、そのうち7度がダブルタイトルとまさに一時代を築いたメルセデス。しかし22年から始まったいわゆるグラウンドエフェクトカー時代のレギュレーションへの適応に失敗し、過去3年間で優勝はわずか4回のみだった。
24年シーズンも最初の8戦でわずか96ポイント(4位)とカスタマーチームのマクラーレン(184ポイント/3位)に約2倍の差をつけられることに。その後はフロントウイング等の開発が進み、第9戦カナダGPで3位4位フィニッシュを飾り表彰台に立つと、第11戦オーストリアGPでジョージ・ラッセルが優勝、翌第12戦イギリスGPではルイス・ハミルトンが勝利を収めるなど、復活の兆しを見せた。
同メディアは24年序盤の苦戦は、23年に1勝も挙げられなかったにもかかわらず、コンストラクターズランキング2位に入ってしまったため、風洞実験の時間やコンピュータシミュレーションの制限が大きかったことが理由のひとつだと指摘。一方で昨季は4位で終わったため、今季に向けてはライバルチームよりも多くの時間を風洞実験に使用することができる。
また、24年序盤にはタイトル争いに加わることが現実的ではなく、かつ5位アストンマーティン以下のチームからの追い上げも無かったため、25年シーズンへ向けた準備に重心を置くことができた可能性があると説明。テクニカルディレクターであるジェームズ・アリソン氏は「上手くいけば、良いオフシーズンを過ごした後、来シーズンの序盤からトップ集団に接近できることを願っている」と来季への期待を語っていた。
一方でチーム代表のトト・ヴォルフ氏は、今季デビューを果たすキミ・アントネッリに対して「実際にF1で活躍するまでは天才ではない。遅かれ早かれそうなることを望んでいるが、最初からそうなるわけではない。私たちは2025年を転換期ととらえ、全てがゼロからスタートする26年に向けて準備させたい」と来季以降の活躍に期待している。
同メディアは、21年にマックス・フェルスタッペンが年々進化を遂げたレッドブルのマシンを乗りこなしてドライバーズチャンピオンに輝いたことを引き合いに出し、メルセデスが開発を重ね、戦闘力を取り戻したマシンをラッセルが乗りこなすことができれば、ドライバーズタイトル候補だと期待を込めた。
構成●THE DIGEST編集部
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また、24年序盤にはタイトル争いに加わることが現実的ではなく、かつ5位アストンマーティン以下のチームからの追い上げも無かったため、25年シーズンへ向けた準備に重心を置くことができた可能性があると説明。テクニカルディレクターであるジェームズ・アリソン氏は「上手くいけば、良いオフシーズンを過ごした後、来シーズンの序盤からトップ集団に接近できることを願っている」と来季への期待を語っていた。
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