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【F1】「マックスがチームにいる理由は無い」レッドブルの〝戦闘力不足〟にマルコ博士が危機感「他車よりコンマ1秒~2秒遅い可能性があるが...」

THE DIGEST編集部

2025.01.26

ドライバーズチャンピオン5連覇を目指すフェルスタッペン。(C) Getty Images

 F1レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は今季、競争力を発揮できるマシンをドライバー、特にマックス・フェルスタッペンに提供することは重要だとし、それができなければ王者の移籍もあることを示唆した。

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 昨季フェルスタッペン自身はドライバーズタイトル4連覇を達成した一方でレッドブルは3位と低迷。相棒のセルジオ・ペレスの不振もあったが、開幕時は最速だったマシンの戦闘力が低下したことが1番の原因だとする見方が強い。

 またフェルスタッペンを巡っては、アストンマーティンが10億ポンド(約1950億円)規模の契約で獲得を目指しているとの噂が浮上。同チームにはレッドブルの黄金期を築き上げたデザイナー、エイドリアン・ニューウェイ氏が加入したほか、2026年シーズンからホンダがPU供給を行なうことも決まっており、移籍を完全に否定できない状況だ。

 専門メディア『F1-Insider』によると、レッドブルのマルコ博士は「もし今季失敗すれば、マックスが私たちと一緒にいる理由はない。それについては真剣に考えなければならない」と危機感を露わに。残留のためにはマシンの戦闘力向上が必要だとし、「マックスに勝てるクルマを与えなければならない。他のマシンよりコンマ1秒から2秒遅くなる可能性があるが、昨季のマシンとは異なり、シーズン全体、そして全てのトラックで競争力を持たなければならない」と目標を語った。

 ニューウェイ氏は「最高の競走馬でさえ最高の騎手が必要だ」と話しており、チャンピオンに立つためにはフェルナンド・アロンソとランス・ストロールのコンビでは不十分であるとこぼしている。今後、"最高の騎手"はどのマシンを選ぶだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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