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「間違いなく最大の過ち」角田裕毅の元相棒起用への後悔をレッドブル重鎮が語る「素晴らしい経歴だったが、ストップウォッチはそれを証明しなかった」【F1】

THE DIGEST編集部

2025.01.21

開幕からわずか10戦でシートを喪失したデ・フリース。(C) Getty Images

開幕からわずか10戦でシートを喪失したデ・フリース。(C) Getty Images

 F1レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士がイタリアの専門メディア『Autosprint』で自身のF1キャリアでの最大の失敗について語った。

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 オランダ人ドライバーであるニック・デ・フリースは2019年にF2でチャンピオンに輝き、21年にはフォーミュラEでもタイトルを獲得するなど着実にキャリアを積み、22年には虫垂炎で欠場となったアレックス・アルボンの代役として第16戦イタリアGPでF1ウィリアムズから念願のF1デビュー。いきなり9位入賞を果たした。

 その活躍が認められ、2023年にはレッドブルの姉妹チームであるアルファタウリ(現レーシングブルズ)でレギュラードライバーに就任。しかしF1マシンへの適応に苦労し、好走を見せていたレースでもクラッシュで台無しにしてしまう姿も。第4戦アゼルバイジャンGPまでにチームメイトの角田裕毅が2戦で入賞した一方、デ・フリースは一度も入賞できないまま第10戦イギリスGPを最後にダニエル・リカルドへシートを譲ることとなった。

 マルコ博士はこのデ・フリースの起用が「間違いなく私の最大の過ち」だとし、以下のように振り返った。

「ウィリアムズでのデビュー戦で素晴らしい走りを見せたが、その後我々のチームでは一度も成績が向上しなかった。素晴らしい経歴を持っていたが、ストップウォッチはそれを証明せず、速く走ろうとしてミスを犯した。ドライビングが良くなかった」

 マルコ博士の“最大のミス”となってしまったデ・フリースだが、F1から退いた後はフォーミュラEと世界耐久選手権(WEC)に復帰したほか、日本のスーパーフォーミュラにもスポット参戦。昨年末にはF1マクラーレンのテストに参加するなど活躍の場を広げている。

構成●THE DIGEST編集部

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